寺山修司の代表作のひとつとして広く知られる『毛皮のマリー』が美輪明宏主演で7年ぶりに上演される。妖しさに満ち頽廃的な雰囲気の中、語られるのは伝説の男娼・マリーとその息子として育てられた美少年・欣也の美しくも残酷な物語だ。
 1967年の初演時に、寺山が美輪にあてて書いた戯曲ということもあり、徹底した美学を貫く美輪本人でしか表現できないと言っても過言ではない、独特の世界が舞台上に広がる。今回の美少年・欣也役はオーディションで倍率約300倍の激戦を経て、注目の若手俳優、勧修寺保都(かんしゅうじ たもつ・19)に決定した。そのほか、おなじみのキャストに新たなキャストも加わって、この2016年バージョンがまさに決定版中の決定版になりそうだ。
 今回もまた自ら演出、美術も手掛けることになっている美輪に、作品への想いを語ってもらった。

続きを読む
2015-12-25 12:23 この記事だけ表示