1982年のニューヨーク初演以降、多くの人々に愛され上演され続けているオフ・ブロードウェイミュージカル『リトルショップ・オブ・ホラーズ』。日本でも人気の高い本作の2010年版がいよいよ始動する。小さな花屋で働くさえない主人公・シーモアを演じるのは、これがミュージカル初出演のDAIGO。シーモアの片想いの相手・オードリーに安倍なつみ、2人の恋に立ちはだかる歯科医・オリンに新納慎也というフレッシュな顔合わせによる“B級ホラーロックミュージカル”。「楽しさ満載の舞台にしたい!」と盛り上がる3人が、作品にかける意気込みを語ってくれた。
★オフィシャル先行プレオーダー:2/1(月)〜2/14(日)
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――DAIGOさん初のミュージカル。出演が決まったときのお気持ちは?
DAIGO ミュージカルやお芝居は人並みには観に行ってましたしすごく興味はあったんですけど、やっぱり最初は「まさか!?」っていう感じで。でも自分の人生的にはいろいろチャレンジしたいっていう気持ちがホントに強いので…とはいえいきなり出番の多い主人公っていうのはちょっとビビリましたけど(笑)、新しい挑戦っていうのはいつも楽しみですし、せっかく声をかけて頂いたんだから全力でやろうと思いましたね。
――安倍さんは舞台に出る機会が増えていますね。
安倍 そうですね。この作品のことは知らなかったんですけど、ミュージカルで、B級ホラーで、面白い部分もいっぱいあるし、しかも本多劇場でっていうお話しを聞いてたらうれしくなってきて「ぜひやらせてください!」って。とにかくすっごい楽しみでわくわくニコニコしてます。私、稽古に入ると結構壁にぶつかってしまうほうなので(笑)、今のうちいっぱい笑っておきます(笑)。
――新納さんはオリンは「いつかやってみたい役」だったそうですが。
新納 好きで気になる役でしたし、いつかは来るんじゃないかな〜とは思ってたんですよ。だから「とうとう来たか」と。年齢的にはもうあと10年くらいはできる役柄だと思うので、これを機会に10年間は演じ続けます。
DAIGO おぉ〜。
新納 だから振付けもね、今は出来るけど10年後はキツくなって来ることも多いだろうし、激しいのはやめてくださいとか、長いスパンを感じながら作っていこうかなって(笑)
――それはある意味、プロデューサー的な目線で作品創りに関わっていこうという決意ですね(笑)。
新納 まあ…そういうことなんでしょうかね(笑)
安倍 新納さん、スゴ〜イ!(笑)
新納 でもほら、やっぱり再演出来るのが舞台のいいところでもあるから。
DAIGO この3人が、10年後も…。
新納 出来たら、ね。いいでしょ?
安倍 フフフッ。
――それぞれの役柄についてはいかがですか?
DAIGO さえない青年、シーモア。まあ俺もやっぱシャイだし照れ屋だし…って、そんなの知らねえよって感じ??
安倍・新納 (爆笑)
DAIGO (笑)。傷つきたくない草食系なんでね。まあ客観的に見て自分は頼りがいのないタイプだと思うので、そこはあえて役づくりの必要もないかと。でもちょっと気弱なんだけど上手く行くと調子ブッこいちゃうみたいな、人間らしいといえば人間らしいキャラクターだなって自分なりにすごく理解出来るところがあるので、そこを手がかりに楽しく演じられたらいいなと思ってます。
――そのシーモアの想い人が、安倍さん演じるオードリー。
安倍 彼女、とっても天然ですよね。オードリーのような役はこれまで演じたことがないし台本もこれから頂くのでまだ見えないモノもいっぱいあるんですけど、映画版を観て感じたのは、オードリーは私が持ってないモノをいっぱい持ってるすごく魅力的な女の人だってこと。オリンに殴られても「やっぱり好き」って思えるほど愛に真っすぐで…どうなんだろう、でも…そう、ひとつだけじゃない、いろんな表情のオードリーを演じたいな。
――そしてオードリーを殴ってしまうサディスティックな歯科医、オリン。
新納 今さら僕に王子様的な役は回ってこないんです(笑)。もうね、際物役を全うしますよ! オリンはこれまでもいろんな素敵な役者さんが演じて来た役ですけど、陣内孝則さんが演じられた印象が強いと思うんです。5年くらい前に共演させて頂いた際、その陣内さん本人が「俺の次に歯医者が出来るのはニイロ、お前だよ」って言ってくださった。だから自分の中では陣内さんが観に来てくださって「よし」と言ってくれたらOKかなっていう密かな目標はありますけど、影響されるのも悔しいので(笑)、僕はまた新たな“平成のオリン”を創りあげたいですね〜。ガ・ン・バ・リ・マ・ス!
――DAIGOさんにとって初体験尽くしの初舞台。稽古を前に改めて今の心境は?
DAIGO いろいろ勉強させて頂きます! 自分たちのライブでもリハーサルにひと月とかそんなにはやらないし、毎日ステージで歌って、しかも1日2回公演もあってとか、ホントにそこはやってみなくちゃわからない未知数なことばかりなので、正直今はつかめない部分もたくさんあります。でも先ほど新納さんが“プロデューサー的な視線で”って言ってくださったんで、これからは何か言いにくいこととかあったらまず新納さんに伝えて、と(笑)。
新納 やだよ〜、責任取れないよ(笑)。でも武道館を満員にしちゃうロックスターが下北でB級ミュージカルなんてイイよね! 超近くで観れてお得だし。それに今回本多劇場って聞いて思わず「最高〜!」って拍手しちゃった。この作品はもともとオフブロードウェイ作品で100人、200人って劇場で上演されてる作品だから、シチュエーション的にも本来持ってる空気感が存分に出ると思う。
安倍 歴史ある劇場だから楽しみです。『三文オペラ』のときに(宮本)亜門さんに「舞台上で裸になっている位の気持ちでいなさい」って言われて、あのときはもう恥ずかしいって感覚よりも「どこまで行っちゃえるか」みたいな感覚でやっていて…もちろん、作品によっていろいろですけど、今回も「お客さんが近い!」っていうこととかは特に気にせず、みんなに伝わるよう、全力で歌っていければいいですね。
DAIGO 俺、本多劇場の前はもう何百回も通り過ぎてるぞっていう下北育ちなんですけど、そんな場所に初めて足を踏み入れるのが自分の主演ミュージカルっていうのは、何かとても運命的なものを感じます。
――では改めて本番へ向けての意気込みをお聞きかせください。
安倍 ドキドキするちょっと怖いシーンも愛情いっぱいのシーンもある素敵なお話しなので、やっぱり一番は「お客さんに楽しんで欲しい」ってことですね。あとこれは私自身も楽しみにしてる部分なんですけど、人喰い花のオードリーIIがどんな風に出て来るのか。気になる〜。オードリーとしてはもう愛の溢れる作品にしたい、それだけです。
新納 今回、DAIGOファンをはじめ「これが初ミュージカル」っていうお客さんもたくさんいらっしゃるだろうけど、この『リトルショップ・オブ・ホラーズ』は初ミュージカル体験にぴったりの作品だと思うんですよ。曲もポップだしロックだし……
安倍 ゴスペルやバラードもあるっ。
新納 そう! とにかくナンバーはどれもカッコイイし、物語は“花が人を食べちゃう”っていうホントにおバカな世界。この素晴らしきB級の世界を大いに楽しんで、盛り上がって、帰りに喧騒溢れる下北の街でちょっと飲んでほろ酔い気分で帰る、とか。
DAIGO コース、完璧じゃないですか。
新納 ね。若い人たちからファミリー層まで、カジュアルに楽しんでもらえる作品をお届けしたいと思います。
DAIGO まさに“お子さまからおじいちゃんまで”。ライブもそうですけど、SFホラーロックミュジーカルってことで、劇場にいる間はいつもの現実を忘れて「来てよかった」「メチャ楽しかった」って思ってもらえるような舞台になったらいいですね。そのためにも自分がやるべきことをちゃんとやって、あとはチームワークでイイ感じに、共演者のみなさんとうまくコミュニケーション取って、足を引っ張らないようにしたいと思います。
(取材・文/横澤由香〉
(写真/坂野則幸)
公演概要
『リトルショップ・オブ・ホラーズ』
東京公演
2010/5/13(木)〜5/30(日) 下北沢・本多劇場
宮城公演
2010/6/1(火) 仙台市民会館 大ホール
千葉公演
2010/6/5(土) 君津市民文化ホール 大ホール
福岡公演
2010/6/11(金) 福岡市民会館 大ホール
大阪公演
2010/6/12(土)〜6/13(日) 森ノ宮ピロティホール
神奈川公演
2010/6/19(土) 神奈川県民ホール 大ホール
富山公演
2010/6/21(月) オーバードホール(富山市芸術文化ホール)
★オフィシャル先行プレオーダー:2/1(月)〜2/14(日)
★一般発売:2/27(土)
※訂正のお知らせ(2/1)
東京公演の会場表記に誤りがあり修正いたしました。大変申し訳ございませんでした。
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コメント
インタビューを読んでさらにドキドキワクワク感が増しました。DAIGOさんのフレッシュな感じやニイロさんがおっしゃられているプロデューサー的な目線など、楽しめるポイントがたくさんでとても楽しめそうです。
私はミュージカルに関しては、安倍さんの出演作品を観ながら、安倍さんとともに成長?していっている感じなので、今回も上演を楽しみつつ、様々な演劇ファン、出演者ファン、スタッフファン、小屋のファンのみなさんと交流していければと思います。
また、このブログでリトルショップ・オブ・ホラーズとりあげて下さいね!今回はインタビュー記事ありがとうございました。
訂正をお願いします。
いつも前向きに新しいことに挑戦してゆくDAIGOさんを応援していきたいです。いいものを提供するために努力を惜しまない姿勢に、いつも勇気づけられています。
今回は安倍さんや新納さんというユニークな顔合わせと聞いて、待ちどおしくてたまりません。
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