松本潤・小出恵介 初共演!蜷川幸雄演出 舞台「あゝ、荒野」会見レポート[製作発表レポート]

 蜷川幸雄演出、嵐の松本潤、小出恵介が初共演となる舞台「あゝ、荒野」の製作発表が、9月7日に都内で行われた。寺山修司・初の長編小説である本作が出版されたのは東京オリンピック直後の時代。高層ビル、ネオンひしめく架空の昭和の街「新宿」を舞台に、荒ぶる魂と肉体を持て余す松本演じる<新宿新次>と、対極にモノローグでしか心情を語れないどもりの青年・小出演じる<バリカン>が、ボクシングを通じて奇妙な友情を築いていく物語。共演には、勝村政信・黒木華ら、フレッシュな実力派と無二の実力を放つベテランが結集した。

 近年「血は立ったまま眠っている」「身毒丸」など、寺山作品を多く手がける蜷川。本作を初の舞台化するにあたり「(寺山さんの作品は)緊張するけれどやってみるととても面白くて、楽しみにしています。特に今回はこの…4人の悪い俳優が一緒で(笑)、俳優が関わることによってどんどん変わっていくので本当に楽しみです。」と、さらなるテラヤマワールドの展開に意欲を見せた。


 松本も「(寺山さんの作品は)日本語がとてもきれいでとても凶暴で、それを自分の中で咀嚼してどう出していくかこれから稽古で考えていきたいと思います。」と、こちらもテラヤマワールドに真摯に向き合う姿勢を。また「白夜の女騎士(ワルキューレ)」以来、二度目のタッグとなる蜷川については「5年前にやらせていただいたときは、それまで自分が見たことがない景色をみせていただきました。前回同様、高いハードルだと思うので、今回どんな景色が見れるのか、今から楽しみにしています。」と語り、共演の小出についても「同い年なので切磋琢磨していい関係を作っていきたいと思います。」と、早くも役柄を思わせる友情関係を垣間見せた。


 一方の小出は、「寺山さんの言葉を(観客に)伝えることができるか、緊張していますが、見に来てくれた方に痛烈に焼きつけられるようにやっていきたいと思います。」と同じく作品に対しての意気込みを語った。また今回モノローグのセリフを覚えるのに苦戦している様子で「松本くんに『セリフ覚えてますか?』とメールしたら、返ってこなかった」と早速火花を散らす場面も。


 緊張の面持ちの二人に反して、勝村政信からは「正直どうなるのか…お手上げです!ダメだったら蜷川さんが倒れますので。もしかしたら遺作になるかもしれません(笑)」「松本くんは前回の舞台で『これまでで初めての挫折です!』と言っていましたが、今回2度目の挫折になると思います(笑)」とブラックなジョークが飛び出す場面もあり、若者二人の対決を見守るベテランの風格(!?)を見せつけていた。

 今年だけでも7作品の演出を手がける最も精力的な演出家である蜷川幸雄、役に合わせてボクシングジムや肉体改造に取り組む2人の若い才能、この刺激的な顔合わせで贈る生々しくも繊細な青春の物語。この秋、注目を集める舞台になることは間違いない。

公演は2011/10/29(土)〜11/6(日) 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、11/13(日)〜12/2(金) 青山劇場にて。
e+(イープラス)では、9/23(金・祝)10:00より特別電話のみにて発売開始。



2011-09-15 17:51 この記事だけ表示
 
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