タマホームpresents バーン・ザ・フロア Around the World Tour 2012 マティス・ガランテ&ジュリア・ドッタにインタビュー&制作発表レポート![インタビュー]

ボールルーム・ダンスの華麗な世界をステージ・エンタテインメントに進化させ、世界中で観客を虜にしてきた「バーン・ザ・フロア」。これで七度目となるこのたびの来日公演では、公演内容をさらにブラッシュアップ、スペシャルゲストダンサーとして今井翼が登場することでも話題を呼んでいる。今年「バーン・ザ・フロア」カンパニーに参加し、来日公演でも活躍が期待されるイタリア出身の美男美女カップル、マティス・ガランテ&ジュリア・ドッタに、公演の見どころを語ってもらった。


マティス・ガランテ&ジュリア・ドッタ公演の見どころを語る!

――お二人のダンスのキャリアと、「バーン・ザ・フロア」に参加を決めたきっかけをおうかがいできますか。

ジュリア  私は12歳でダンスを始めたの。ちょうどそのころ、ダンススタジオでサルサを習い始めた両親に、あなたもやってみない? と誘われたのがきっかけ。初めてすぐ、ダンスが大好きになって、ずっとずっと踊り続けていたいと思うようになったの。
マティス  僕は5歳のとき、家で開いたパーティでそれはクレイジーに踊っていたら、お客として来ていたダンスの先生に、君はダンサーになるよって言われて習うようになって。
ジュリア  そのときのマティスの映像、私も観たことがあるんだけど、ホントにクレイジーだったわ(笑)。
マティス  (笑)リズム感がいいって言われたんだよね。何だか踊っているといい気持ちで。僕が人生においてもっとも大切にしていることは、自分が自分としていい気持ちを味わえているかということなんだけれども。
ジュリア  確かに、私は本当に恥ずかしがり屋の人間なんだけれども、踊っているときは自分を解放して表現することができるし、自分自身を観客に与えられるような気がするわ。マティスはね、私とは対照的で、全然シャイじゃないんだけど(笑)。ダンスを始めたとき、マティスはすでに私より全然上のレベルのダンサーで、経験を重ねてキャッチアップしていったという感じね。
マティス  前に一緒に踊っていたパートナーが、学業を続けるためにダンスをやめてしまって。それでパートナーを新しく探したんだけれども、僕が187cmと背が高いので、背が高くて、ビューティフルなパートナーがいいと思って、170cmのジュリアに決めたんだ。
ジュリア  9cmのヒールを履くから、それでちょうどいい高さなのよね。
マティス  ジュリアと踊っているととてもいい気持ちだし、僕たち二人、美しい絵に見えると思うんだ。それがボールルーム・ダンスでは大切なことだからね。三年前にパートナーを組んで、さまざまな競技会で踊ってきたんだけれども、僕としてはショービジネスという新しい世界に入って行きたいという気持ちが強くて、それで「バーン・ザ・フロア」に参加することを決めたんだ。
ジュリア  私はマティスが「バーン・ザ・フロア」に二人の履歴書を送っているなんて全然知らなかったから、「今度オーディションを受けられることになった」と聞かされてもうびっくりだったわ。マティスと踊るのは自分にとってはいつも大きなチャレンジね。自分の能力以上のことをこなして、どんどん向上していかなくてはいけないと思うの。
マティス  アクロバティックなリフトをやるのも、競技会ではないことだから、「バーン・ザ・フロア」で初めて挑戦することだしね。
ジュリア  競技会ではパートナー同士競い合うわけだけれども、「バーン・ザ・フロア」では、他のカップルと助け合って一つの舞台を作っていく。大きなファミリーみたいな関係よね。
マティス  競技会だと、高いテクニックをしっかり見せるとか、パートナーでいい雰囲気を醸し出すとか、そういうことに重きが置かれているからね。僕は長年競技生活を続けてきて、だんだん自分自身を表現したいという気持ちでうずうずしてきていて。でも、それを競技会でやると、トゥーマッチということになってしまったりするんだよね(笑)。「バーン・ザ・フロア」では、例えば男女の恋の駆け引きを描くような官能的なストーリーダンスもあったり、これまで踊ってきたのとは違うジャンルの楽曲にも次々挑戦していくことができるのが楽しいよね。
ジュリア  観客もまったく違うものね。競技会だと、自分の関係者だけが観て応援して拍手してくれる感じだけれども、「バーン・ザ・フロア」の場合、満場の観客に自分のエネルギーを与えて、観客からエネルギーを受け取って、また返してという感覚を味わえるもの。
マティス  それって本当にビューティフルなことだよね。世界中を旅して回ってさまざまな国の観客の前で踊ることができるのも楽しみだし。これまでにアメリカ、中国、オーストラリア、南アフリカで公演してきたけれども、それぞれの国によって観客の反応もまた違ってくるしね。
ジュリア  踊っていて楽しいナンバーばかりなんだけれども、日本公演に向けてまだまだ改訂中だから、詳しい内容については本番の舞台をお楽しみにということで。でも、本当にさまざまな要素が盛りだくさんのショーよね。いわゆるラテンダンスの曲はもちろんのこと、コンテンポラリー・ダンスの要素も取り入れられているし、ハードなロック・ナンバーにあわせてノリノリに踊ったりもするし。
マティス  さまざまなジャンルの楽曲を踊りつつも、ラテンダンサーとしての芯はしっかり守っていきたいと僕は思っていて。何といっても、イタリア人だしね(笑)。でも例えば、サルサ一つとっても、さまざまな国で多様な展開を遂げて発展してきた歴史があるわけで、そういった多彩なスタイルに一夜にしてふれられることも「バーン・ザ・フロア」の醍醐味なんじゃないかな。


――日本の観客へのメッセージをお願いできますか。

ジュリア  日本の皆様の前で踊るのは初めての経験だから、本当に楽しみにしているの。カンパニーにはすでに来日公演に参加したメンバーも多いので、彼らから楽しかった思い出を聞いて、期待をふくらませているわ。老若男女問わず盛り上がることのできる作品だから、劇場でお会いできる日が待ち遠しいわ。
マティス  チャチャチャにサルサ、ワルツにタンゴ、スウィング……、ボールルーム・ダンスの多様な魅力を楽しめる作品。ダンスが与えることのできるエネルギーを、日本の皆様にもぜひ味わいに来てほしいな。

 

制作発表レポート!


 ジュリアとマティスをはじめ、来日公演に参加するダンサー五組が登場した作品の制作発表では、本番さながらのステージが展開された。セクシーでゴージャスなコスチュームに身を包んだダンサーたちが次々と登場し、ワイルドにステップを踏めば、フロアが揺れる揺れる! ロマンティックなカップルのデュエットダンスに客席降り、ファンキーなナンバーなど、会見ながらさまざまな趣向が凝らされている。短い時間の中に早替わりもあり、バーレスク風やボンデージ風など目にもあでやかな衣装が次々と登場。本番ではダンサーがこの倍の十組二十名となり、男女ボーカリストとパーカッショニストも加わって、さらに迫力のステージが展開される予定だ。
 制作発表にはスペシャルゲストダンサーの今井翼も登場。ニューヨークやスペインでダンスやフラメンコの修行を積んできた今井は、「日本代表として出演できるのは恐れ多いこと。カンパニーの中で輝けるよう頑張りたい。これまでの舞台では男性ダンサーとの共演の機会が圧倒的に多いので、美しい女性ダンサーと踊れるというのは大きな刺激。ペアダンスでもしっかり男としての見せ方を追求していきたいし、作品を通じて自分の新しい部分が引き出されていったらと思っています」と公演参加の意気込みを熱く語っていた。

〔取材・文=藤本真由(舞台評論家)〕
〔インタビュー写真/坂野則幸〕

 

公演概要

タマホームpresents バーン・ザ・フロア Around the World Tour 2012

<公演日程・会場>
2012/12/5(水)〜12/9(日) 東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階) (東京都)
2012/12/12(水)〜12/16(日) オリックス劇場(旧 大阪厚生年金会館) (大阪府)

<キャスト&スタッフ>
出演:スペシャル・ゲストダンサー:今井翼

 


2012-10-16 13:54 この記事だけ表示
 
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