ニューヨークで大ヒットを飛ばした南アフリカ発の参加型エンターテインメント・ショー「ドラムストラック」観劇レポート!![観劇レポート]

 舞台と客席、劇場一体となってみんなでジェンベ(アフリカン・ドラム)を叩こう! 南アフリカ発の参加型エンターテインメント・ショー「ドラムストラック」は、ニューヨークをはじめ世界中で上演され、8年連続日本上陸を果たしている人気公演だ。その初日の舞台を観た(8月19日18時半、天王洲銀河劇場)。

公演の見どころ!!

 劇場に足を踏み入れると、すべての椅子の上に置かれたジェンベがまずは壮観。そう、この作品では、一人一人にジェンベが提供され、公演中楽しく叩くことができるのだ。開演前からすでに思い思いに鳴らしている人も。小さな子供から大人まで、また、男性の姿も多く、幅広い層の観客が作品をエンジョイしに来ている姿が印象的だ。ドラム叩きのガイド役、ファシリテーターを務めるタイニー・モディセは、日本公演に何度も参加しているおなじみの顔。満面の笑みと全身にこの上ない幸福感を漂わせ、観客を作品世界にいざなってゆく。彼女の指導に合わせれば、多少リズム感がなくとも大丈夫、すぐにハッピーにドラムが叩けるように。客席から希望者を募って舞台に上げ、共に演奏するなど、参加型ならではのお楽しみもいっぱい。ドラムを叩くだけではなく、歌声や掛け声で舞台上と掛け合いをする場面も。「ドラムストラック」おなじみ、アフリカの歌「ママリエ」を劇場全体で歌うコーナーでは、歌詞も掲示され、女性シンガーのリードがあるので、その耳なじみよく美しいメロディをぜひ一緒に歌ってほしい。ドラムをめいっぱい叩いて、大きな声を出して、日頃運動不足の方や、ストレスがたまっている方にもうってつけの公演だ。ちなみに、叩いたジェンベは3000円で購入することができるので、ご家庭でのコミュニケーション・ツールとして役立てることもできる。

 連続来日を果たしている公演だが、毎回演出は変わっているので、以前ご覧になった方もまた大いに楽しめる。今年のキャストは実力派揃いで、全身バネのような肉体で踊りまくる女性ダンサーや、すばらしいアカペラでアフリカの平和の夢を歌い上げる男性シンガー、超絶アクロバットを見せる男性ダンサーなど、ドラム以外でも大いに魅せる。金鉱で働く労働者によって生み出された“ガムブーツ・ダンス”のシーンは、ゴム長靴を踏み鳴らすことで生まれるリズムが圧巻だ。

 舞台上のキャストと一緒になって一心にドラムを叩くうちに、そのリズムや掛け声が、日本の夏祭りでも聞かれるものとどこか似ていることに気づく。暑い熱い夏にこそ、体感型エンターテインメント。涼しい劇場で繰り広げられる夏祭りに参加し、一緒に盛り上がって暑さを吹き飛ばしてみては如何?

 この夜は初日セレモニーがあり、公演オフィシャル・サポーターの小島瑠璃子が登場。客席から希望者を募り、多くの子供たちが舞台上へ。キャストのリードに合わせ、ジェンベを叩くこじるりと子供たちの真剣な表情が印象的だった。

[取材・文=藤本真由]

公演概要

「ドラムストラック」drumstruck

<公演日程・会場>
2015/8/19(水)〜8/30(日)  天王洲 銀河劇場 (東京都)

<出演・キャスト>
出演:ドラムカフェ

2015-08-25 13:44 この記事だけ表示