「わが歌ブギウギ〜笠置シヅ子物語〜」製作発表レポート[製作発表レポート]

「東京ブギウギ」「買い物ブギ」などの大ヒット曲で、ブギの女王と呼ばれ、戦後の日本の庶民に絶大に指示された歌手・笠置シヅ子。その笠置シヅ子の人生を舞台化した「わが歌ブギウギ」の上演が決定した。

笠置役には、宝塚出身の真琴つばさが退団後の初主演に体当たりで挑む。服部良一役の草刈正雄をはじめ、杉浦太陽、曽我廼家文童、上杉祥三、中澤裕子ら豪華出演者に加え、NEW OSK日本歌劇団の桜花昇 他劇団員が出演し作品を盛り上げる!

東京ブギウギをBGMに、終始なごやかな笑いに溢れた明るいムードの中、高輪プリンスホテルにて行われた「わが歌ブギウギ〜笠置シヅ子物語〜」製作発表の様子をレポート!


【潤色・演出 小野田正】
この作品は1987年NHK大阪局制作、銀河テレビ小説・20回の連続ドラマとして、今回潤色・演出を担当する小野田正の父(小野田勇)が書き下ろしたもの。1993年には東京三越劇場で舞台化も実現したが、その時の思い出を小野田は「稽古に入る直前に服部良一氏が亡くなられ、遺影をロビーに飾って公演をした事を思い出します」と語った。

その後、大阪での再演もあったものの、もう再々演はないだろうと、小野田家の押入れに仕舞いこまれていたそうだが、数年前から再々演の話が持ち上がり、そして今回、新たに良いスタッフ・キャストが集まったため、新しい意気込みでの公演が決定したとのこと。10年ぶりの公演のため、脚本も今のスタッフ・キャストに合うように直された。

「父はその出演者の個性を生かせるようにと、いつでも上演台本を作り直していました。それは商業演劇にとっては重要な要素だと思います。今回は父が亡くなりましたので、私がその任務を任されたということです。演出は初演の時から息子の私がやっていまして、父親としてはどういう気持ちでいたかと聞く前にあの世にいってしまったんですけども、引き続き私がやらせていただくという次第です」「メンバーは全くの新規一転。スタッフも半分ほどは新しい人たち。稽古が始まってまだ三分の一なので、この先どうなるかわかりませんが、戦々恐々としながら、楽しみにスタジオに通っています」と公演前の心境を語った。


【宝塚退団後、初の主演舞台となる笠置シズ子役:真琴つばさ】

「元気の良いところは笠置さんと同じですね!」とマイクを持っての第一声で、瞬時に周りを明るくさせる真琴つばさ。

稽古が始まって一週間、毎日楽しく稽古しているとのことで、「宝塚を辞めてから4年たちました。唄という道を選んでまいりましたが、自分の仕事をもっとひろげる為に、舞台の道への扉を開いてみようかなと思った矢先に、この話をいただきました。以前からもしやるなら、実在の人物がやりたいと思っておりました」と語った。

テレビがまだあまり普及していない頃に、フランスのシャンソンの女王としてエディット・ピアフが君臨していたが、同じく日本においてはブギの女王として笠置シヅ子がいたということから、この芝居がエディット・ピアフの和製下町バージョンのようにも思えていると語った真琴は、「笠置さんのセリフをかりて、命がけでやるで!やったるで!!の精神でがんばりたいと思います」と力強くコメントした。

スタッフからは見事な出来栄えと評されてはいたものの、役柄上、大阪弁で台詞を話さなければならないことについては、流石に宝塚歌劇団出身という事もあり、「自分はいわゆる関西、関東のハーフ」であり、耳だけは肥えているが、聞くのと喋るのとでは違って、難しさを感じているとの本音もぽろり。


【笠置シヅ子の生涯の親友 服部良一役:草刈正雄】
稽古期間を含めて三ヶ月近く過ごすスタッフ・キャストについては、過去に共演してきた人、新たに共演することになる人と共に、思いっきり楽しんでいきたいと、まず抱負を語ったのが、服部良一役をつとめる草刈正雄。

役作りについては、「外面では大分違うと思うんですけど、台本を読んだ第一印象は、非常に感激屋さんだったのではないかということ。ご本人にお会いした事がないので、わからないのですし、小野田先生と相談もしなければなりませんが、非常にハイテンションな人物にしようかと思っています。いつも稽古場でもハイテンションでいようかと思っています」


【いつも二日酔いのピアニスト・木暮五郎役:上杉祥三】

ほとんど全編酔っ払っている役だが、それでも常に太陽のような笠置を慕いつづける木暮五郎役をつとめるのは、上杉祥三。

役作りについて聞かれ、「ちょっとした別の味付けをしようと思っています。この舞台には悪い人は一人も出てこないんです。僕の役もただ世の中をすねている弱い人間ですので、どこか愛嬌がある部分を出したいと思います。観る方が「こういう部分は自分にもあるな」と感じていただけるような、弱い部分も出しつつ、それでいて太陽のようなつばささんに、助けていただければ」と笑いを交えながら語っていた。


【最愛の伴侶・花森英介役:杉村太陽】

関西の大興業会社花森興業の一人息子で、笠置シヅ子の最愛の伴侶役を演じるのは、杉村太陽。始めは恋愛対象ではなく、弟役のようなところから、いつのまにか恋愛に発展していくという役どころを演じる。

「抱き合うときはまことさんの背が高いので、ヤバイですよ」と可愛いコメントも交えつつ、若さはじける笑顔で「今回は笠置さんの相手役という事で、恋愛のシーンが多いんですが、まことお姉さまの指導を受けながら、いい恋愛シーンを作っていきたいと思います。本番まであと三週間ですが、先生をはじめ、周りの先輩方のご指導をうけながら、精一杯、元気にがんばっていきたいと思います。」とさわやかに挨拶。


【笠置シヅ子に憧れる 生駒芙美子役:中澤裕子】

笠置シヅ子に憧れて、弟子入りを志願する家出娘・生駒芙美子役を演じるのが、中澤裕子。

「久しぶりの舞台でとても緊張していますが、素敵な諸先輩方のもとで、沢山勉強し、素敵な舞台になるように頑張っていきます」と挨拶。役柄同様、私も真琴さんに愛されたい!と素直に語る中澤は、久々の舞台に対する意気込みもたっぷり。役作りに関して努力している事を聞かれ、「とにかく大きな声で台詞を言うこと」を心がけているとのことで、「挨拶に始まり挨拶に終わる毎日です」とコメント。


【男役スターでシヅ子の親友ユリー五十鈴役:桜花昇】

笠置の同期で相手役をつとめるユリー五十鈴役を演じるのは、NewOSK日本歌劇団の男役スターの桜花昇。ユリー五十鈴のモデルとなったアーサー美鈴が笠置の亡くなるまで、関西から東京へ通って看病を続けたというエピソードに「笠置さんとの絆の強さを感じました。絆を大切に演じたいと思います」とコメント。

普段は男役しかやっておらず、外部出演も初であり、今回の役に対してどう演じようか、まだ迷っているという。NewOSK日本歌劇団の大先輩を演じることに対しては「気持ちの大きさをいっぱい見習いたい」と緊張気味に語った。


【いつもシヅ子を見守る 早野秀高役:曽我廼家文童】


初演の舞台にも出演した曽我廼家文童は、「初演の時は小暮役でしたが、今回は脚本も手を加えていただいてますし、今はまだ稽古途中なので、違いというのはまだわからないですね」と恐縮しながら答えるも、「稽古場が日に日に楽しいですし、きっとこのムードが客席に伝わっていくと信じています。経験上、こんな雰囲気の良い稽古場から生まれる作品はきっと良いものに仕上がると思っています」と、自信をのぞかせながらコメントした。


大阪松竹歌劇団への入団から、生涯の親友である服部良一との友情、花森英介とのロマンスと別れ……。波乱に富んだ反省を、華麗なレビューと服部メロディーで綴る感動作『わが歌ブギウギ〜笠置シヅ子物語』。

今年は笠置シヅ子さんの没後20年、服部良一さんの十三回忌にあたることもあり、その節目の年に涙と笑いに溢れる本作が、魅力的なキャストによってよみがえるとは、なんとも奇遇な縁であり、幸せな空間になるだろうことは必至。なんとも見逃せない舞台となりそうだ。

【公演情報】
公演名:「わが歌ブギウギ〜笠置シヅ子物語〜
公演日時:
12/1(木)〜11(日)大阪松竹座 【所在地:大阪府】
2/1(水)〜7(火)アートスフィア 【所在地:東京都】



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