ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚、松田岳ビジュアル撮影レポート

 2016年1月上演のミュージカル『薄桜鬼』の最新作、「新選組奇譚」のビジュアル撮影現場を直撃! シリーズ7作目となる本作から土方歳三を演じる松田岳のシューティングの様子と共に、取れ立てホヤホヤの撮影後コメントをお届けする。

ビジュアル撮影レポート

 今作で初めて土方を演じる松田。まずはカメラマン・デザイナーと共に本日撮影予定の絵コンテをチェック。ポーズの種類や表情など、必要な内容を念入りに確認してプランを組み立てていく。

そしてファーストカットのためにカメラ前に立った瞬間…早速スイッチ・オン! カメラマンも始めこそ重心の置き方や足の開きなど“薄桜鬼の土方”らしいニュアンスを指示していたが、松田はその反応も素早く、凛々しい洋装に映えるキリリとした表情でしなやかに次々とポーズを決めていく。

 必要となるカットのバリエーションも多彩。より素敵な仕上がりを目指して膝を落としたり身体を左右に振り分けたり…と自在に変化していくそのひとつひとつのアクションに、確実に土方歳三としての風格が滲んでいる。

これまで同シリーズのシューティングを手がけて来たスタッフ陣からも「そういう感じは初めてだね。いいよ」「どんどん動くね〜」「カッコイイ!」と次々に声がかかり出す。シャッターが切られるたびに新たな表情、違うポーズを見せてくれる引き出しの多さはさすがだ。

 刀を振るカットでは殺陣の上手さもうかがえる安定感と美しさで、またひと味違うニュアンスが加えられていく。刃の角度や視線の方向など、モニターで細かなニュアンスをチェックしながら追究するのは土方の“鬼の副長”としての怖さや強さ。 また、別のカットではヒロイン・千鶴が隣に立つことを想定した柔らかい表情や静かに目をつぶったカット、風の効果を加えたイメージ溢れるシーンなど、様々な方向から土方を体現。テンションを保ち、集中を切らすことなく2時間を超える撮影を終えたその素の表情もまた、清々しく輝いていた。

撮影直後の松田さんよりメッセージ!

 撮影に向け、原作とこれまでのミュージカル映像を見られるだけ見て研究してきたので、撮影本番の今日はとてもテンションがあがりました(笑)。新選組の剣は突きも平突きと立て突きの違いなど流派がいろいろあるのですが、そういう細かい部分でもこだわるところはなるべく形にしたいと思って準備してきたので…出来上がったビジュアルからもその思いが伝わったら嬉しいですね。

 土方歳三は歴史上でもこのミュージカル『薄桜鬼』でも、大きな責任を背負ったの重要な人物です。そうした“いい意味で自由に出来ないところ”に大きなやりがいを感じますし、これまで薄ミュで土方を演じて来られた歴代の役者さんたちが見せる役に対する情熱や重みもしっかりと心の中心に受け止め、“薄ミュの土方”の火を消すことなく灯し続けていきたいと思います。

 僕自身ミュージカル『薄桜鬼』は大好きな作品ですし、このスタイリッシュでカッコいい世界に自分が参加できることが純粋に楽しみでしょうがないんです。半端な気持ちでやるつもりは一切ありません。土方として完璧に仕上げた状態で劇場でみなさまとお会いできることを目標に、必死に“鬼の副長”を務めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!

[取材・文=横澤由香]
[撮影=平田貴章]

公演概要

ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚

<公演日程・会場>
2016/1/4(月)〜1/11(月・祝)  天王洲 銀河劇場(東京都)
2016/1/15(金)〜1/17(日)  大阪メルパルクホール(大阪府)

<スタッフ・キャスト>
出演:土方歳三役/松田岳
雪村千鶴役/藤社優美

沖田総司役/荒牧慶彦
斎藤一役/橋本祥平
藤堂平助役/小澤廉
原田左之助役/東啓介
永倉新八役/猪野広樹
山崎烝役/高崎翔太
近藤勇役/井俣太良

芹沢鴨役/窪寺昭
天霧九寿役/郷本直也
不知火匡役/柏木佑介
雪村綱道役/江戸川萬時

風間千景役/鈴木勝吾

2015-11-26 16:25 この記事だけ表示