第1回 東京ミッドタウン能狂言[お勧めピックアップ!]

東京ミッドタウンで夢現の二夜に浸る

今話題の東京ミッドタウン。様々なショップやレストラン、ホテル、美術館などの施設が集まる新しいスタイルの複合都市「東京ミッドタウン」に新しい〈伝統文化〉というキーワードが加わります。

能狂言界から魅力的な役者陣が揃い踏み、夢の舞台が実現しました。
第一夜は、狂言界の名家 茂山家と野村家の東西競演でお楽しみいただきます。特別な舞台でのみ上演される祝言の演目「三番三」を幕開けに、茂山狂言の芸風を存分に見せてくれる「仁王」、そしてマルチな才能で多方面で活躍する野村萬斎の狂言師としての魅力全開の「蝸牛」。他では見ることのできない贅沢なラインナップでお届けします。

第二夜は、観世銕之丞家の若き当主・九世観世銕之丞による名作「葵上」で源氏物語の世界をご堪能いただきます。今回は、めったに上演されない特殊演出でよりリアルに〈車争い〉の場面を出現させます。その他、能楽界トップクラスの囃子方メンバーによる能囃子の演奏をお聞きいただきます。その勇壮で清冽な音色は一瞬で観客を魅了することでしょう。狂言は、不動の人気を誇る山本東次郎家の次男、則直親子による息の合った「二人大名」をご覧いただきます。2日間の公演を通して、東西三家の狂言をご覧いただけるのも他に類を見ません。

舞台背景にそびえる高層ビルとのコントラストがうつし出す「夢現の世界」。

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◇第1回 東京ミッドタウン能狂言

◆第1夜 2007年9月19日(水)19:00開演(18:00開場)

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大蔵流「三番三」
三番三 茂山 正邦  
千歳 茂山  
一噌 幸弘  
頭取 曽和 尚靖  
胴脇 成田 達志  
手先 住駒 充彦  
大鼓 亀井 広忠  
☆☆☆内容☆☆☆
能楽の中でも最も神聖視され、特別な公演でのみ演じられる祝祷の演目曲「翁」(正 式には「式三番」)のなかで、狂言方が担当する舞事。和泉流では「三番叟」、大蔵流では「三番三」と記します。面をつけずに力強い掛け声をかけながら軽快かつ躍動的に舞う「揉ノ段」と、黒式尉の黒い面をつけて鈴を振りながら荘重かつ飄逸に舞う「鈴ノ段」から構成されます。五穀豊穣を祈願するとされ、技法上、足拍子を多用することから、この舞を舞うことを“踏む”ともいいます。 第1回となる今回、京都の茂山千五郎家、茂山正邦・茂兄弟が東京ミッドタウン能狂言の幕開けを飾ります。
大蔵流「仁 王」
何某A 茂山千五郎
何某B 茂山千三郎
参詣人 茂山 あきら
丸石 やすし
松本     薫
茂山  童司
佐々木千吉
茂山千之丞
☆☆☆みどころ☆☆☆
賭博で全財産を失った男が友人に相談をしたところ、友人は仁王になりすまし、参詣人から供え物をだまし取る計画をもちかけます。最初は参詣人をうまく騙し、賽物を手に入れるのですが・・・。 参詣人役の役者がアドリブでお願い事をするのが、楽しい演目です。 東京でも大人気の茂山千五郎家一門が総出演。東京ミッドタウンで、どのような願いごとをするのでしょうか?
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             撮影:吉川信之
和泉流「蝸 牛」
山伏 野村  萬斎
高野  和憲
太郎冠者 石田  幸雄
☆☆☆みどころ☆☆☆
主人は太郎冠者に、長寿の薬と言われているカタツムリを取りに行かせます。ところが太郎冠者はカタツムリを見たことがなく、こともあろうに藪の中で寝ている山伏をカタツムリだと思い込んでしまいます。山伏はからかうつもりでカタツムリになりすまし・・・。観ている方までうきうきとする、大変楽しい演目です。「でんでんむしむし」という囃子言葉が何回も出てきますので、一緒に浮かれてみてはいかがでしょうか。 狂言・能はもちろん、幅広い活躍で評価を受ける野村萬斎がユーモアたっぷりに山伏を演じます。3人の息の合った演技をお楽しみ下さい。

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【第2夜】2007年9月20日(木)19:00開演(18:00開場)

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能囃子の世界「雪月花」
一噌   幸弘
小鼓 大倉源次郎
大鼓 亀井   広忠
太鼓 金春   國和
☆☆☆内容☆☆☆
能の中で音楽を担当する「囃子方」が能囃子の世界へ皆様を誘います。〈雪〉は能「葛城」から、〈月〉は能「融」から、〈花〉は能「石橋」から、美しくもはかない四時おりおりの眺めを能楽界トップクラスの4人による演奏でお楽しみいただきます。
大蔵流狂言「二人大名」
通行人 山本   則直
大名(甲) 山本泰太郎
大名(乙) 山本   則孝
☆☆☆みどころ☆☆☆
一人の大名がもう一人の大名を誘って外出します。二人は供を連れてこなかったので、通りがかりの男を脅して供に仕立て、無理矢理太刀を持たせます。これに怒ったこの男は、隙を見て太刀をふりかざして二人の小刀を取り上げ、なすすべもない二人に鶏、犬などの物真似をするように命じ…。
ここに描かれる身分逆転の様相は下剋上の時代・中世を象徴しているかのようです。後半小歌を謡わされるうち次第に興にのってくる様もこの曲の見どころです。
東の大蔵流・山本家から則直親子が中世の名残を残した笑いをいきいきと演じます。
観世流能「葵上 古式」
六条御息所生霊 観世銕之丞
横川小聖 宝生   欣哉
一噌   幸弘
小鼓 大倉源次郎
大鼓 亀井   広忠
太鼓 金春   國和
地頭 山本   順之
ほか  
☆☆☆みどころ☆☆☆
題名の葵上は実際には登場せず、舞台に置かれた小袖が、物の怪に取り憑かれて病床に伏している姿をあらわします。臣下が巫女を呼んで梓の弓の呪法にかけて占わせると、六条御息所の生霊があらわれ、光源氏の愛を奪った葵上への嫉妬と屈辱の恨みの果てに、葵上を打ち据え呪いを残して消えます。葵上の容態の急変に横川の小聖が駆けつけて加持祈祷をすると、鬼相となった御息所の怨霊が怒りをなして現れます。
今回は、源氏物語でもとりわけ有名な場面〈車争い〉の破れ車が出され、また現在の上演では出ない御息所の侍女、青女房も登場する「古式」という特殊演出での上演となり、物語の背景がより具現化されます。 高貴な女性の苛烈な愛と嫉妬、そして気位の高さゆえ、執心の果てに鬼とならざるをえなかった恥じらいと悲しみの情念を描き出した屈指の名作です。

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コメント

今回は平日の公演だった為に行けませんでしたが、
とても魅力的な競演でしたので、次回はぜひとも観劇できればと思います。
できれば週末に開催していただければと思います。
別所
(2007-10-02 16:06)

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芝生とセミの声@ミッドタウン(ロッキンチェアーで眠りたい 2007-07-28 02:48)
ミッドタウンがオープンしてからずっと立ち入り禁止になっていた芝生広場が開放された。広場の一部にはガーデンカフェもオープン…ということでさっそく……寝そべってきた。 セミの声を聞きながら、六本木の地...
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