『新春 天空狂言』[公演情報]
 2000年より毎年ご好評いただいておりますお正月恒例の「新春 天空狂言」。今回も梅田からほど近い大阪能楽会館から、茂山千作(人間国宝)と千之丞の兄弟を筆頭に絶大な人気を誇る大蔵流茂山千五郎家一門が勢揃いし、初笑いをお届けいたします。年の始めを狂言のカラッとしたおめでたい笑いで迎えていただきたい、という思いから始まったこの公演も、例年楽しみにして下さる多くのお客様のご支持を得て、来年で9回目を迎えることとなりました。
見逃せない演目が目白押しの今回の各公演。その中でも、1日昼公演の85歳にして「三番三」連続上演記録を更新中の千之丞が踏む、迫力あふれる舞台は必見です。そして3日夜公演の「蜘盗人」。3日間の公演の締めくくりにふさわしく、千五郎家での上演は実に20年ぶりとなる稀曲をお楽しみいただきます。
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 また、1日夜公演の〈靱猿〉は、「春狂言2007」(東京公演)での大好評を受け、満を持して大阪での上演となります。シテの大名にはテレビや舞台などでマルチに活躍する一方、狂言の実力もめざましい成長を見せる茂山宗彦。そして猿曳には一年間のフランス留学を経て狂言師として進化を見せる茂山逸平の兄弟競演でお送りいたします。さらに、小鼓方大倉流宗家の大倉源次郎をはじめ、昨今各種メディアで注目を集める大鼓方の若手実力派・亀井広忠、関西の笛方を代表する杉市和ら豪華囃子方も出演し、初笑いの舞台に花を添えます。
 中日となる2日夜公演では、大阪での公演が約5年ぶりとなる「宗旦狐」を一門を束ねる当主・千五郎、正邦の親子競演でお届けいたします。ベテランの至芸からパワー溢れる若手まで、まさに茂山千五郎家ならではのラインナップにてお送りいたします。
 今年もますます豪華に、多彩に、狂言の魅力に迫る本公演を、どうぞお楽しみに!!

========◆ 開催概要 ◆========

■公演名 「新春天空狂言」
■開催日時 2007年1月1日(火・祝) 13時30分開演(13時開場)
  1月1日(火・祝)17時開演(16時30分開場)
  1月2日(水)14時開演(13時30分開場)
  1月3日(木)17時開演(16時30分開場)
■会場 大阪能楽会館
  大阪市北区中崎西2-3-17 電話/06-6373-1726
〔交通アクセス〕
 JR「大阪」駅より徒歩約10分
 阪急「梅田」駅より徒歩約7分
 地下鉄谷町線「中崎町」駅下車4番出口より徒歩約5分
■料金 1階指定席:5,000円
  2階自由席(ざぶとん席):3,500円
  元旦セット券(1月1日の昼夜通し券):9,500円
  4公演セット券:19,000円
(表記は全て前売価格、税込)
  ※当日券は各500円増、前売完売の場合は当日券なし
※セット券販売は、セクターエイティエイトのみ取り扱い
■チケット e+プレオーダー:8/20(月)〜8/26(日)
  一般発売日:9/1(土)〜

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========◆ 公演内容 ◆========
◎1月1日(火・祝)昼公演(13時30分開演)

最年長記録更新中、茂山千之丞の「三番三」!
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 元旦の「三番三」連続上演記録を更新中の千之丞が力強い囃子に合わせて五穀豊穣を祈る迫力あふれる舞を見せてくれます。みなさまの今年一年のご多幸を祈ってお届けする舞台には「清々しくて良い年になりそう」と毎年いらして下さるお客様もいるほどです。
 他に、掛け合いが楽しい、和やかな笑いの「酢薑」、宗彦・逸平・童司の人気の若手三人がにぎやかにお届けする「首引」の二番をお送りします。


大蔵流「三番三」(さんばそう)
【出演】 三番三: 茂山千之丞
  千歳: 丸石やすし
  笛: 杉  市和
  小鼓: 大倉源次郎、荒木 建作、上田 敦史
  大鼓: 亀井 広忠
【内容】







  能楽の中でも最も神聖視され、特別な公演でのみ演じられる祝祷の演目曲「翁」(正式には「式三番」)のなかで、狂言方が担当する舞事。多くは「三番叟」と記しますが、大蔵流では「三番三」と記します。面をつけずに力強い掛け声をかけながら軽快かつ躍動感に舞う「揉ノ段」と、黒式尉の黒い面をつけて鈴を振りながら荘重かつ飄逸に舞う「鈴ノ段」から構成されます。五穀豊穣を祈願するとされ、技法上、足拍子を多用することから、この舞を舞うことを“踏む”ともいいます。

お正月トーク  茂山千三郎

大蔵流狂言「酢薑」(すはじかみ)
【出演】 薑売: 茂山千三郎
  酢売: 茂山あきら
【あらすじと見どころ】






 都へ商売に行く途中、薑売りと酢売りとが出会います。薑売りは、自分に礼を尽くさなければ商売はさせないといい、薑の由緒正しさを語ります。酢売りも負けじと由緒を語るので決着がつきません。そこで秀句(洒落)を言いあいますが、どちらも巧みな秀句で勝負がつかず、結局薑と酢は縁のある食べ物であったと笑って別れます。中世の行商人を主人公にした内容。薑は「カラ」、酢は「ス」の音を織り込んで秀句を競争する設定で、お互いの秀句を楽しむ雰囲気とテンポよいかけあいは、見どころ、聞きどころです。

大蔵流狂言「首引」(くびひき)
【出演】 鎮西: 茂山 逸平
  親鬼: 茂山 宗彦
  姫鬼: 茂山 童司
  眷属: 網谷 正美、丸石 やすし、増田 浩紀、鈴木  実、茂山 千三郎
【あらすじと見どころ】








 鎮西ゆかりの者が播磨の印南野を通りかかると、鬼が現れ鎮西に襲いかかり、この機会に姫鬼に人間の喰い初めをさせようと言います。姫鬼は鎮西に襲いかかりますが、鎮西があまりにも美青年なので恥ずかしがります。鎮西は姫鬼と力比べをして負けたら喰われようと提案します。腕押しやすね押しの勝負をしますが、どちらも姫鬼が負けてしまったので、最後に「首引」に挑みますが・・・。「首引」とは互いの首に一つの輪をかけ、引っ張りあう勝負のこと。姫鬼可愛さゆえに卑怯な手を使う宗彦の親鬼の親バカぶり、逸平演ずる鎮西の美男ぶり、童司の姫鬼の華やかな競演は必見です。



========◆ 公演内容 ◆========
◎公演内容 1月1日(火・祝)夜公演(17時開演)

兄弟初役!名曲「靱猿」に若手が挑む!
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 「夷大黒」では、多方面での活躍でも注目を集める実力派・千三郎が大黒を演じ、お正月をめでたく寿ぎます。
 また、「寝音曲」では、仕どころ満載の太郎冠者を千之丞が演じます。朗々と謡い上げる千之丞の美声をお楽しみください。主を演じるあきらとの親子競演も必見です。そして「靱猿」では今回ともに初役となる、宗彦・逸平兄弟の競演にご注目ください。


お正月トーク  茂山 宗彦×茂山 逸平

素囃子(すばやし)
【出演】 笛: 杉  市和
  小鼓: 大倉源次郎
  大鼓: 亀井 広忠
【内容】



 能の中で音楽を担当する「囃子方」がコンサート形式で、能の音楽を演奏いたします。
新春に相応しい清々しく、勇壮な演奏を心ゆくまでご堪能いただきます。

大蔵流狂言「夷大黒」(えびすだいこく)
【出演】 有徳人: 網谷 正美
  夷: 茂山 童司
  大黒: 茂山千三郎
  地謡: 茂山千之丞、茂山 宗彦、茂山 逸平、増田 浩紀
【あらすじと見どころ】




 摂津の国芦屋の里の男が、比叡山の大黒天と西宮の夷三郎を勧請(神仏を招き祀る)しようと家に注連縄(しめなわ)を張って待ち受けていると、そこへ夷と大黒が現われ、男にそれぞれ大事な宝物を与えます。一度に二人の神様が登場する、お正月にふさわしい、にぎやかな祝言曲です。

大蔵流狂言〈寝音曲〉(ねおんぎょく)
【出演】 主: 茂山あきら
  太郎冠者: 茂山千之丞
【あらすじと見どころ】






 たまたま太郎冠者の謡の声を聞いた主人は、冠者を呼んで自分の前で謡うよう命じます。太郎冠者は、今後たびたび謡わされてはかなわないと、酒を飲まないと声が出ないとか、妻の膝枕でないと謡えないといって断わりますが…。あの手この手を使い逃げ口を考える太郎冠者ですが、結局嘘がばれてしまい上機嫌で謡い出すのが見どころです。
上体を倒して朗々と謡うのは大変難しく、演者の仕どころかつ聞きどころ満載です。
茂山千之丞の至芸をお楽しみ下さい。

大蔵流狂言「靱猿」(うつぼざる)
【出演】 大名: 茂山 宗彦
  太郎冠者: 丸石やすし
  猿曳: 茂山 逸平
  猿: 若杉奈津子
  地謡: 茂山あきら、茂山千三郎、茂山 童司、鈴木  実
【あらすじと見どころ】






 太郎冠者を伴って出かけた大名が、道で猿曳に出会います。
  大名は猿曳の連れている猿の皮を靱(矢を入れて持ち歩く筒状の道具)にかけようと所望し、脅された猿曳はやむなく猿を殺そうとするのですが、猿のあまりの無邪気さに殺すことができません・・・。はじめは傲慢な大名が猿の無邪気さに心が変わっていく様子や、猿曳の猿への愛情、子方の演じる猿の可愛らしさなど、見どころ満載の名曲です。



========◆ 公演内容 ◆========
◎ 1月2日(水)昼公演(14時開演)

稀曲「宗旦狐」5年ぶりの再演!
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 関西での上演は約5年ぶりとなる「宗旦狐」。庶民の日常を描いた作品が多い狂言にはめずらしく、京都の宗旦稲荷に伝わる伝説を題材とし、今から約20年前に千之丞氏の演出により初演されました。今回は数寄者を千五郎、茶人に化けて茶会に出席する宗旦狐を正邦が演じ、親子競演にてお届けいたします。
 その他、数ある「競べもの」狂言の中でも祝言性が高くお正月に相応しい「鍋八撥」新作狂言でありながら古典さながらの名作といわれる「濯ぎ川」での千之丞のうるさい姑ぶりにもご注目ください。

お正月トーク  茂山千之丞

大蔵流狂言〈鍋八撥〉(なべやつばち)
【出演】 目代: 松本  薫
  八撥打: 茂山  茂
  浅鍋売: 茂山あきら
  笛: 杉  信太朗
【あらすじと見どころ】







 新しく市を開設するに際し、目代(代官)は「第一番に店をひらいた者は、市の代表者と認め免税にする」という触れ書を高札に書いて出します。それを読んだ八撥打(羯鼓売り)は、夜明けまでひと眠りしようと横になります。そこへ浅鍋売りが現れ、先を越されたとくやしがりますが、先着をよそおって、八撥打のそばに寝ます。やがて目覚めた二人は先着の言い争いを始めます。目代が仲裁に入りますが勝負がつかず、羯鼓を相打ちすることになります。羯鼓売りが水車をして引っ込むと、浅鍋売りはその真似たはずみで、鍋を割ってしまいますが、「数が多くなってめでたい」と喜びます。

大蔵流狂言「宗旦狐」(そうたんぎつね)
【出演】 数寄者: 茂山千五郎
  宗旦狐: 茂山 正邦
  笛: 杉信 太朗
【あらすじと見どころ】




 都の洛中に宗旦の偽者が出ると噂に聞いた数寄人は、おびき出すことに成功します。その見事なお手前に感服しますが、月影に映るその姿は・・・。
茶の名人として江戸時代初期に活躍した、実在の人物に題材をえた一番です。
正邦の披露する茶のお手前にご注目ください。

新作狂言「濯ぎ川」(すすぎがわ)
【出演】 男: 佐々木千吉
  女: 茂山 童司
  姑: 茂山千之丞
【あらすじと見どころ】





 日頃から妻と姑にこき使われている気の弱い夫。今日も川で洗濯をしていると、妻が姑とやって来て次々と仕事をいいつけられた上、用事を箇条書きにした紙まで渡されます。その時、洗っていた小袖が川に流され、取ろうとした妻が川へ落ちてしまいます。姑は早く助けろと夫をせかしますが・・・。
昭和28年初演の狂言とはいえ、もはや古典と変わらぬ認知度と高い人気を誇る名作をお楽しみください。



========◆ 公演内容 ◆========
◎ 1月3日(木)夜公演(17時開演)

人間国宝・千作の「福の神」で新年を寿ぐ!
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 「福の神」では人間国宝・千作が福の神を務めます。その福々しい笑顔で観客を魅了する千作には、まさにはまり役といえましょう。年の初めの福笑いとしてぴったりの一番です。また、根強い人気を誇る「棒縛」は宗彦の太郎冠者、あきらの次郎冠者でお送りいたします。同年代で演じることが多くめずらしい顔合わせといえます。そして、盗人が大きな蜘蛛の巣にかかり動けなくなるという奇想天外なストーリーが楽しい「蜘盗人」。実に千五郎家での上演は約20年ぶりとなる稀曲をぜいたくな顔ぶれでお届けいたします。


お正月トーク  茂山あきら×茂山童司

大蔵流狂言「福の神」(ふくのかみ)
【出演】 参詣人甲: 丸石やすし
  参詣人乙: 松本  薫
  福の神: 茂山 千作
  地謡: 茂山千之丞、茂山七五三、茂山 逸平、茂山 童司
【あらすじと見どころ】




 二人の男が毎年恒例の福の神への参詣をするため、誘い合わせて神社へとやってきます。参拝の後、「福は内、福は内」と囃し、豆をまいていると二人の信心に喜んだ福の神が現れ、二人を幸せにしてやろうと告げてお神酒を所望します。お正月にふさわしい、おめでたい祝言曲を、人間国宝・茂山千作の福の神にてお楽しみください。

大蔵流狂言「棒縛」(ぼうしばり)
【出演】 主: 網谷 正美
  太郎冠者: 茂山 宗彦
  次郎冠者: 茂山あきら
【あらすじと見どころ】






 主人が留守をするたびに太郎冠者と次郎冠者が酒を盗んで飲むので、ある日主人は、太郎冠者の両腕を棒にくくりつけ、次郎冠者を後手に縛り上げてから外出します。残された二人は、なんとかこの不自由な格好で酒が飲めないかと知恵を働かせ、互いに相手に酒を飲ませる方法を考えつきます。あとは飲めや謡えの酒盛りになり…。 横着な家来たちと、これに手をやく主人との対立を明るく描いた作品。縛られた姿で酒を飲もうとする姿がなんとも滑稽で、最も上演頻度の高い人気曲の一つです。

大蔵流狂言「蜘盗人」(くもぬすびと)
【出演】 盗人: 茂山千之丞
  亭主: 茂山七五三
  太郎冠者: 茂山 逸平
  次郎冠者: 茂山 童司
【あらすじと見どころ】






 連歌の会の当番になった男が、貧乏のため準備ができず、金持ちの屋敷に盗みに入ります。しかし屋敷の亭主に見つかり、逃げ回るうち大きな蜘蛛の巣にかかり動けなくなってしまいます。しかし、古歌を詠み亭主の句にみごとに付句をするので、感心した亭主は蜘蛛の巣から助けて酒をふるまい贈り物をします。盗人は小舞を舞い感謝して帰って行きます。
能「土蜘蛛」を原典とし、狂言にはめずらしく蜘蛛の巣として能と同じ作り物が登場します。奇才・千之丞が演じるおかしくも愛嬌溢れる盗人にご期待ください。


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