『好色必殺時代劇 URASUJI』稽古中の杏子さん、岩アさん(Studio Life)のおふたり!?にe+独占インタビュー!!サプライズインタビュー必見ですっ[特集:演劇・ミュージカル]
稽古場の扉を開けたら、浴衣姿の出演陣が、ロックを歌っていた。――深沢敦と杏子の呼びかけで2年前に初演、観る者の心をぐりりとつかんだ『好色必殺時代劇 URASUJI』がこのたび再演される。しかもシリーズ新作と、初演版との連続上演。初演は観客のみならず、演じ手にとっても愉快な日々だったようで……。


e+独占!『好色必殺時代劇 URASUJI』稽古中の杏子さん、岩アさんへインタビュー!!

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チケット買い逃した方。。。予定枚数終了の為大変申し訳ございません。チケットは買えなくても、今回は、太っ腹ファンサービスしちゃいます。楽しいおふたり?!のインタビューを是非ご愛読あれ。


杏子 なんか、不思議な感じだよね。みんなで顔を合わせるのはほんとに久しぶりなのに、いざ稽古が始まってみたら、思い出すことがいっぱいあって。呼吸感とか、踊りとか。「ああ、あのときこうだったよね!」って。

urasuji_13.jpg岩ア 2年間で一度リセットされたぶん、いろんなことが新鮮で楽しいですよね。しかも、何もかもがパワーアップしてるんですよ。殺陣も出演人数も、漂うオーラみたいなものも。皆さん、大先輩ばかりなんですけど、そこらの若い人とは比べものにならないくらい、アツいんですよ。作品に対する熱意が、すごくある。先輩方がそんなふうだから、こっちも走るしかないという(笑)。


――そもそも、この「URASUJI」の企画自体は、どんなふうにして始まったのでしょう?

杏子 あっちゃん(深沢)が、私の出演していた舞台を観に来てくれたんですね。歌って踊って、軽めのトークもあって……みたいな舞台だったんですけど、あっちゃんが「楽しいよねえ。こういうの、やろうよ」って言ってくれて。それから1年ぐらい経ったのかな、いきなり「やるわよ!」って言われて「はい!」って答えたら、いつの間にかこんなことになっていたという(笑)。「え、ミュージカル!? 時代劇!!?!?」みたいな(笑)。

岩ア (笑)

杏子 でも初演のときはほんとに楽しかったし、充実感があったんですよ。「ぜひ、もう一度やりたい!」って、みんなが思ってた。何より私が感動したのは、初日の仕込み(セットの設営)のとき、出演者のはずの大(岩ア)ちゃんが誰よりも働いてたこと(笑)。ぱぱぱーっと高いところに登って、「角材くださいっ!」(笑)。

岩ア 劇団では、いつもそうですからね(笑)。

杏子 そうなんだってね。楽日も全員総出で片付けて、女の子たちはマスクして掃除したりとかして。芝居って、ほんとにみんなで作るんだなあ!っていう実感が、すごくあった。


――スタッフワークも兼ねる役者さんも多いですね。


杏子 そうなんですよ。サダ(森貞文則)が殺陣指導をやったりとか、(西村)直人が振付のサポートについたりとか。それぞれが、それぞれの得意技を出し合ってる感じ。しかもそれを(作・演出の)松村(武)さんがうまいことまとめるんですよ……!

urasuji_14.jpg岩ア ほんっとそう……! ひとりで最初に台本を読んだときのイメージと、松村さんがやろうとしてることとが、もう、全っ然違うんですよね。「うっわ、こういう意味だったのか!!」と。

杏子 思考回路があまりにもぶっ飛んでるから、あたし、思わず聞いちゃったもん。「どんなふうに暮らしてたら、そんなこと思いつけるようになるんですか?」って(笑)。最初の本読みが終わったときも、あっちゃん、真っ先に言ったもんね。「松村武は、やっぱりヘンだ!」(笑)。

岩ア 言い切ってましたよね(笑)。


――今日お稽古を拝見していても、皆さんの作品への愛情が伝わってくるようでした。

杏子 そうですね、ほんと、愛情に尽きると思う。(同じ事務所の)山崎まさよしやスガシカオが初演を観に来て、「むーっちゃくちゃおもしろかったっ!!」って大はしゃぎだったんだけど、私も「でしょーっ?」って思わず自慢しちゃった(笑)。

岩ア 僕もです。うちの劇団員(Studio Life)も初演を観て「いーなァ、いーなァ!」を連発していて。僕もそれ聞きながら「ふふん、いーだろ!」って思ってました(笑)。何が嬉しいって、このチームの中で僕はほんとにぺーぺーなんですけど、それでも「ここでは上下関係じゃなく、仕事で勝負するんだ!」っていう空気が、稽古場に満ちていること。よし、がんばろう!って素直に思えるんですよね。

杏子 そうだね。自分の弱点を、素直にさらけ出せる感じがする。私も最初はそれこそ大ちゃんと同じように、芝居経験は乏しいし、すごい人たちばっかりだし、もうガッチガチになってたんだけど、芝居の稽古って、お互いに助け合いながら進んでいくんだよね。困ってると、誰かがなんとかしてくれたり。

岩ア ああ、その心強さはとてもありますね。

杏子 ミュージシャンってどっちかというと、まずはひとりですごーーく練習して、リハーサルで合わせるときにはすでにノーミス! みたいな感じなんだけど、芝居に関しては、いくらひとりで練習しても、やっぱり限度があるんですよね。目線と言葉をじかに交わすところから、何かが始まるというか。だからどんどん助けてもらっちゃえるし、そのぶん、私にできることはちゃんとしなきゃって思うし。


――歌に関しては、杏子さんの存在がとても大きいのでは?

岩ア いやーもうホントにそうですね。何かといえば「このキーで合ってます?」って聞きに行きます(笑)。池田有希子さんにも、「歌を歌おうとするんじゃなくて、お芝居のせりふだと思って歌えば、もっとラクになるでしょう?」って言っていただけて。もちろん、音程がとれなくて怒られたりもするんですが(笑)。

urasuji_17.jpg杏子 いますね、手ごわい先生が(笑)。「おうちで練習すればいいじゃん……」みたいな言い分は、彼には絶対通用しない。何が何でも、この場で、できるようになるまでやる。その緊張感ってものが、芝居にはほんとに必要なんだってことが、だんだんわかってきた。……ですよね、深沢先生(笑)?

深沢 (いつの間にか同席)役者って、常にどこかチリチリ張りつめてないとダメだって、僕なんかは思うのね。舞台上で、休んでる役者って嫌いなんですよ。自分のセリフがないからって、ただぼーっと突っ立ってるような人は。その点、杏子なんて、なぜか知らないけどいつも焦ってるじゃない(笑)。

杏子 焦ってる。それでよくモノ落としてみんなに怒られる(笑)。

深沢 だから観てておもしろいんですよ。岩アくんも、この2年間にものすごく経験値を上げてきたのがわかるし、みんなそれぞれに成長して「URASUJI」に帰ってきてくれた。(企画を)やってて、こんなに嬉しいことって、ないよね。

杏子 ほんとそう。そこへユカイくん(Diamond☆Yukai)や村木(よし子)さんが入ってくれて、また違った火花が飛び散ったりして。

urasuji_16.jpg深沢 ほんと、奇跡的な出会いが重なって、生まれたシリーズだからね。だって最初は「史実と絡めた娯楽時代劇がやりたいなあ」ぐらいのことだったんだもん。そしたら松村がたまたま「必殺仕事人」マニアで(笑)、ホンが出来上がってみたら「これこれ、まさにこれ!」っていうようなお話になっていて。

岩ア それにまた、タイトルがものすごいじゃないですか。最初に聞かされたときは、相当なインパクトでしたよ(笑)。

杏子 でも、この言葉が実は、物語の核になってたりもするんだよね。松村さんの才能や、あっちゃんの求心力や、みんなの頑張り、そのすべてがこの言葉に集約されてると思う。

深沢 こないだ松村と、早くも第3弾をどうするか、って話をしちゃったよ。どんどん話がふくらんで、止まらなくてさ。まず○○(登場人物の名)が、△△するわけ。で、□□は☆☆になって……

杏子 あはは! それいい!

岩ア うわ、これは大変だなぁ……!


(取材・文/小川志津子 取材・撮影/e+演劇班)


☆☆☆ e+ MOVIE ☆☆☆
▼杏子さん、岩アさんからのメッセージに、もちろん彼も!!ご一緒に。

▼稽古場の様子も、こっそり撮影してきちゃいました!
豪華キャストが年末年始下北沢ザ・スズナリに参上!歌い踊り斬りまくる!!!



みなさま、劇場でお待ちしています!



敦-杏子 Produce URASUJI★幕末編 〜みだれ〜
公演日:07/12/24(月)〜07/12/31(月)

URASUJI☆初演版
公演日:08/1/3(木)〜08/1/6(日)

ザ・スズナリにて。


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