ミュージカル史上に輝く、傑作ミュージカル「キャバレー」を新たに翻訳上演!

 2010年の年明け早々に、華やかな『キャバレー』の幕が開く。この作品は1966年にNY・ブロードウェイで初演され、1972年にはボブ・フォッシー監督、ライザ・ミネリ主演で映画化もされた傑作ミュージカル。これまでに日本でも何度も翻訳上演されている、世界的にも人気の高い舞台だ。

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 本広克行監督とタッグを組んだ『サマータイムマシーン・ブルース』に続いて、彼らの過去作品『冬のユリゲラー』が、『曲がれ!スプーン』というタイトルになって、再び本広監督によって映画化された(11月21日公開 http://magare-spoon.com/)。そこで原作舞台の方も、映画と同じタイトルに改名し、公開に合わせて全国8ヶ所でドドンと再演! 映画版は、超能力番組のADである女性(長澤まさみ)が、エスパーたちの集まる喫茶店に偶然まぎれ込んだことで起こる騒動を描いてるけれど、舞台版は逆に、その超能力者グループ側の立場から描かれた密室会話コメディとなっている。
 ちなみに同作は、これが4回目の再演。その全部に出ている劇団員も少なくないため、10月の時点で早くも立ち稽古の段階に突入したという。そこで今回は、稽古場リポート+作・演出の上田誠(映画版の脚本も担当)と、諏訪雅・中川晴樹(映画版にも同じ役で出演)のインタビューというスタイルで、お送りさせていただきます。この冬は劇場と映画館で、ヨーロッパ企画の世界をたっぷりとご堪能あれ!



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 10月31日、11月1日に赤坂ACTシアターで行われる「第五十回記念 赤坂をどり」。
今回で50回となるこの記念すべき「赤坂をどり」の稽古場から芸者さんの稽古風景をお届けします。
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5/2(土)開幕のミュージカル「春のめざめ」報道関係者向け公開稽古が、さる4/13(月)、あざみ野の四季芸術センターで、行われました。



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  4月3日東京グローヴ座にて、森見登美彦の人気小説『夜は短し歩けよ乙女』舞台版の幕が開いた。

 京都の町で春・夏・秋・冬に巻き起こった物語がそれぞれ「夜は短し歩けよ乙女」「深海魚たち」「御都合主義者かく語りき」「魔風邪恋風邪」の4つの章に分けられ展開する本編は、まさに奇想天外、摩訶不思議の世界。ストーリーのメインは意図せざるうちにあらゆる事件の主役となってしまう「黒髪の乙女」の活躍と、そんな乙女に恋い焦がれ、偶然を装いひたすらその姿を追い続けながらも結局は路傍の石ころに甘んじる「先輩」の純愛の記録なのだが…。
 派手な巨大3階建てバスに乗って現れる謎の老人・李白(ベンガル)、春画収集家であり鯉の養殖をしている東堂さん(綾田俊樹)、酔っぱらい美人の羽貫さん(辺見えみり)、天狗を名乗る文学青年風の樋口さん(原口健太郎)ほかパンツ総番長、古本市の神様、学園祭事務局長などなど、ふたりをとりまく登場人物すべてが奇々怪々なキャラクターの持ち主だけに、観客はあっという間にファンタジーの世界に引き込まれてしまう。
 ファンタジーとは言っても、登場人物たちはあくまで現実世界のちょっぴり上を覆っている“紙一重の非現実”的なところを漂っているのがまた心地よい。日常生活の中でふとした拍子に沸き起こる「歩きなれたあの角を曲がったら、今日は何か違うことが起きるのでは!?」という感覚。八百万の神との思いがけない接近遭遇。うっかり逢魔時に踏み込んでしまったような、ありふれた毎日と地続きに存在する魔法の時間がここにはある。

 乙女役の田中美保は本作が初舞台ながら、原作から抜け出したかの如くピュアで凛々しく溌剌とした乙女像を見せてくれた。同じくこれが初舞台の先輩役の渡部豪太も、ピュアでひたむきな(巻き込まれ型の)恋する青年をナチュラルに好演。共通する透明感を称えた2人のコンビネーションは、舞台全体をよりキュートで愛おしいものへと導いていた。

 伝説の老人と一晩中かけて偽電気ブランを呑み比べ(もちろん勝利。乙女は底抜けの酒豪なのだ!)、古本市では見事子供の頃手放してしまった大好きな絵本と再会する。初体験の学園祭では緋鯉の巨大ぬいぐるみを背にゲリラ演劇のプリンセスダルマを演じ切り、秘薬を抱えて世にも恐ろしい風邪の神様と対峙する。それが黒髪の乙女。可愛らしさと力強さ、そして運の強さを兼ね備えた“ザ・ヒロイン”ながら、あり得ないほどの天然さと素直さを兼ね備えている不思議少女でもあるだけに、 一歩間違えば鬱陶しいだけの“勘違い女子”となってしまいそうな彼女の特異キャラをしっかりと3次元に定着させたのは、演出の東憲司(劇団座敷童子)。独特なテンションを持つ物語世界に素直に飛び込んで行った若手俳優と、彼らをしっかりと受け止めながらオリジナルの味つけを楽しんだベテラン勢とのバランスも絶妙に、森見氏本来の個性的な文体を見事に舞台へ再現し、原作ファンも納得の舞台を創り上げた。

 舞台上で転換していく“いかにも書割り”といった手書き風のセットも味わいがあり、京都の町で大学の構内でと騒動に乗って縦横無尽に舞台を駆け回るアンサンブルのテンションもゴキゲン。劇場を後にする頃には、生きる強さ、生きる楽しさ、身の回りに潜んでいる素敵な魔法の存在を再確認しているはず。乙女や先輩たちと一緒に思わずマーチの行進でも踏みたくなる、楽しさあふれたステージだ。もちろん黒髪の乙女と先輩の恋の行方も、是非その目でご確認を。

(取材・文:横澤 由香)

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8月5日、東京Bunkamuraシアターコクーンにて地球ゴージャスプロデュース公演Vol.9『ささやき色のあの日たち』の公開ゲネプロと囲みによる記者会見が行なわれました。

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(撮影:清水小弥太)

 ゲネプロに先立って開かれた会見には、作・演出・出演の岸谷五朗、北村一輝、山口紗弥加、須藤理彩の4人が白を基調にブルーを流し込んだ幻想的な柄の衣裳で登場。第1回公演から見続けているというゴージャスファンの須藤は「やっと再会できたという気持ち」と、この舞台に立てる喜びを報告。また、同じくゴージャスファンという北村は「去年舞台を拝見して“僕も出たい!” と言ったら今年はここいいる。オファー、早っ(笑)」と、そのうれしさをユーモラスに伝えてくれました。一方、岸谷から「稽古場は楽しいよ」と言われて参加したという山口からは「お稽古はすっごく辛かった。五朗さんのウソつき!」と会見冒頭からの先制パンチも飛び出し、会見は笑いの絶えない賑やかムード。

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(撮影:清水小弥太)

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 廃校になった学校を利用した稽古場。その中で『ザ・ヒットパレード』カンパニーは元音楽室だった部屋を使っていた。かつて子どもたちが音楽に触れていた空間で、今はショウビズの世界を生きた人々の人生が日々歌い踊られているなんて、なんだか素敵。

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4月5日〜9日に新宿シアターアプルにて公演される、演劇キックプロデュース・演劇ぶっく社設立20周年記念公演『レミゼラブ・ル』。ここまで読んで、「レミゼのどこに“・”を打ってるの?」と思ったアナタ。『レミゼラブ・ル』はこれで良いんです! 脚本・演出を手掛けるのは、脱力系ナンセンス演劇を作らせたら日本一(だと思います)の、ブルースカイさん。各方面から話題騒然の本公演、その気になる稽古場の様子を見学させて頂きました!

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恐縮しながら稽古場にお邪魔すると、役者の皆さんはすでに稽古の真っ最中でした。公演初日が4月5日(木)ということもあって、稽古は本番さながらの、かなり具体的な内容。緊迫した空気がその真剣さを物語ります。しかし、何といってもこの『レミゼラブ・ル』はナンセンス劇。役者さん同士の掛け合いは……はっきり言って面白い!! 突然お邪魔したので、細かい人間関係やストーリーなどは分からなかったのですが、その掛け合い自体がすごく面白いです。たった1枚のスクール水着を盗んだために、悲劇の主人公ジャン・バルジャン(廣川三憲)は19年間監獄に入れられていた訳なのですが、その廣川さんがとっても良い声で歌い上げる劇中歌の内容は、何だかとってもトホホな感じだったり……、う〜む、何じゃこりゃ!(笑)。

別のシーンの稽古では、猫ひろしさんが熱演! 稽古場には思わず爆笑が起こります。そのシーンの稽古がいったん終わると、猫さんは稽古場の片隅に移動。そして、小さな声で今のシーンの自主練を繰り返しています。呟くように自分の台詞を唱えながら、一連の動きを確認する姿は、正に真剣そのもの。テナルディエ夫妻を演じる大堀こういちさん、池谷のぶえさん。鮫島三郎という演歌歌手役の原金太郎さん、パリシティ警察・署長役のいとうせいこうさんなどなど、個性派俳優がずらりと揃った稽古場は、独特の安定感や空気感があり、ただぼんやりと見学しているだけでも十分面白いです。見学しながらニヤニヤしてしまった私は、関係者の皆さんからすればさぞ気持ち悪い存在だったと思います。でも、思わずニヤリとしてしまうこの独特の空気感は、この公演の特徴のひとつなんだろうなぁとも感じたりして。

色んなシーンの稽古が続いた後、演出のブルースカイさんからのダメ出しがありました。元々大声を出すような人柄ではないブルースカイさんのダメ出しは、細かい部分もひとつひとつを丁寧に、そして的確に修正をほどこす感じです。それらを各俳優と確認し合い、共有していきます。俳優とブルースカイさんの一連のやり取りの中で、あるシーンに新しいネタを足そうという提案が出されました。それを大堀さん、いとうさんらと一緒になって考えるブルースカイさんは、この公演をより面白く味付けしていく三つ星シェフのよう。数分後、実際に新たにネタが足されたそのシーンを稽古してみると、その場は大爆笑に包まれる……。こういう過程を経て、作品の面白さが確実に進化していくのだなぁと深く納得。これが、公演初日にはどこまで進化しているのか……? 今から楽しみでなりません。

撮影◇鏡田伸幸

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