いよいよその幕をあけた歌舞劇『田園に死す』。

本日は、舞台をすでにご覧になった方にも、これからの方にも興味深い緊張の通し稽古をレポートします!

本番を2日後に控えた今日は、午前中に衣裳合わせ、夕方から衣裳付で通し稽古という慌しい一日となりました。

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(初めての衣装をつけた通し稽古を行う、蒼クン)

「神様、巫女様、潮来様!
俺の母ちゃんの霊をおろして下さい。」
「・・・母ちゃんか?」
少年の美しくも悲しい悪夢の物語が始まります。
 
 
先日、「もっと寺山少年になりきれたら、もっと楽しいのに。」
そんな素敵な言葉を言っていた、蒼クンでしたが。
その想いが通じたのか、母の幻につい笑みを浮かべてしまった表情は、まさに「寺山少年」。
 
実は、この2日前の夜。
「とにかく、頭を使わなきゃ。五感を意識して動く!
でなければちゃんと動けないよ。
動けなければ、存在してることにならない。
そして、心が動かなきゃどんな台詞もただ言わされてるだけのロボットになっちゃうの。はい、もう一度あたまから。」

蒼クンは笹部プロデューサーの猛特訓を受けていました。
 
今日の稽古を見ていた笹部プロデューサーも静かに言っていました。
「うん、ちゃんと成果出てるじゃない。時々ダメだけど。
いいよ、彼。」



わが子を抱きしめ、呪文のように叫び続ける母。
安寿さんの魂の叫び。

「誰がまわした風見鶏」
あの世へと旅立つ母へ必死にすがるような少年の叫び。
「もう一度、俺を妊娠してくれ、母ちゃん!」
 
いずれも美しく、とっても泣けるシーン。
「赤い手ぬぐい」が様々に変化して効果的に
使われています。



その「赤い手ぬぐい」を舞台前面に登場させるのは、ただいま人気沸騰中の *pnish*!
ところが、ある出演者たちに、ついうっとり。


布を持って先頭を行く土屋サンと鷲尾サン、思わず見とれてしまい、出番を忘れてしまったほどです。

 
その*pnish*をうっとりさせてしまった犯人は、この方達。
 

中国四川省が誇る川劇、千の顔を持つという変臉(へんれん)。
この伝統芸能は、限られた者にしか伝えられないのです。
なので、彼らの着替えは、私達は勿論、中国川劇のキャストでさえ見ることは許されません。
稽古場にいらした皆さんの視線をしっかりと釘付けにしていました。



安寿さんは、寺山少年の母・巫女役として、殆ど舞台に出ずっぱり状態。
色っぽく、指先一本一本まで本当に美しいのですが、心激しく踊るシーンも長いので、傍で見ていて大変なんだろうなぁと想像してしまいます。
 


さて、ここで別の記事にてご紹介した「中国キャストチーム」の様子もご紹介しましょう。
 

中国組も相当なエネルギー補給が必要とみえ、気持ちいいくらい、お菓子をよく食べています。中でも一番食べる人。
クーちゃん。10歳。みんなのアイドル。
 

逆立ちで歩いてます。
顔は見えないけど、クーちゃんです。
 

筒にも入ったりします。
安寿さんのソロパートを一緒に歌ってしまい、演出家に「僕、し〜っ」と言われたりしてます。
 

クーちゃんも例外ではありませんが、川劇キャストは、バック宙、逆立ち、激しいダンス、パフォオーマンスにも拘らず、ストレッチなどなど、いっさい「アップ」というものをなさいません。
本当です。
一体、どうなっているのでしょう?!
 


 

人気グループ*pnish*が夢の世界へ連れて行ってくれるナビゲーターの役割を果たしているとすれば、少女達は、ふわりふわりと歌い舞い、その夢の世界に引き込んでくれる存在。
1曲目♪「呪われた誕生日」。
4人の可愛らしい少女の美しい響きが、扉をあけてくれます。
 

「血の起源」で少年を演じていた熬ヒ恵理子ちゃん、今度は少女役で活躍。
 



 

巨匠4人組を激写。
左から照明・沢田さん、演出・栗田さん、音響・松木さん、手前音楽・宮川さん。
いい作品にするために、変更点・改善点を追求していきます。
 

中国組も反省会。
振付の孟嘉(モンジャ)さん=左から2番目が一生懸命指示している。
彼は、振付、ツアーマネージャーと日本語通訳の仕事も兼ねているので殆ど眠れないし食事も満足にとれていません。頭が下がります。

 



 

(シーンは「着せ替えゲーム」より)


お待たせいたしました。蒼クンよりまたまたメッセージが届きました。


今日は初めての通しをしました!
しかも衣裳も着たし、色々な舞台関係者の方も見ていて少し緊張しました(笑)
僕の衣裳は、昔の少年という事で学生帽を被ったり、白のハイソックスだったりするので、少し恥ずかしいです(笑)
でも、気にせず通し稽古に挑むことができたので良かったです。
ではこの辺でBye Byeヾ(´ー`)ノ


蒼クン、有難う。
いやいや、学生帽もハイソックスもよ〜く似合っていますよ。
 
遠慮がちな蒼クンも段々と打ちとけてきた様子。
特に、佐野さんをはじめとする*pnish*の皆さんが、弟のように可愛がっていました。



初日を迎えた「田園に死す」。
すでに公演初日に足をお運び下さった皆様ありがとうございました。

公演は泣いても笑っても10月8日(日)まで!

キャスト&スタッフ全員、皆様のお越しを会場で楽しみにお待ちしております。

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鹿賀丈史と市村正親の待望のミュージカル共演が話題の『ペテン師と詐欺師』。今回、天王洲銀河劇場のこけら落とし公演ということもあり、早々と劇場でセットも組んで稽古が行われているというので、気になる中味を一足お先にチェック! 
鹿賀&市村、主演二人に、稽古の手応えなども聞けたので、そのコメントも交えながら紹介します!

 

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公演前日まで購入可能な当日引換販売9月29日(金)より実施!

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稽古は第一幕の地・リヴィエラ。この街で休暇を楽しむリッチな人々による群舞に合わせて、巨大なヤシの木が移動し、鹿賀扮する詐欺師・ローレンスが登場。相棒・アンドレ演じる鶴見辰吾らと共に『夢をあげよう』と軽妙に歌う姿は、まさにダンディの一言! 

大金持ちの未亡人・ミュリエル役の愛華みれを、フランス王家の血筋だと騙って口説くシーンも実に上品で、大人の魅力を発揮していた。鹿賀本人も今回、ローレンスを演じるにあたって、一番意識しているのはそこだとか。


「ローレンスは、詐欺師のわりには非常に優雅な生活をしている男。年齢的には50歳過ぎの人物なので中年男性の落ち着きも見せつつ、少年っぽさもある、憎めない部分も出していこうと思っています」(鹿賀)


 続く第二場では、ミュリエルら、ローレンスにメロメロな女性たちによる『女ならどうする?』が歌われ、リゾート地から列車の食堂車へと場面転換。ミュリエル演じる愛華は今回、三枚目に近いくらいのくだけた演技を披露しており、そのコメディエンヌぶりは予想以上にハマっていて魅力的だ。そして、冒頭の『夢をあげよう』もこの『女なら〜』も同様に、森雪之丞の訳詞はダジャレ満載で、聞いているだけでウキウキと楽しくなる曲ばかり。すると途中で、歌唱指導から「もう少しオシャレ感がほしい」と注文が入り、すぐにコーラスの雰囲気が変わった。その反応の早さ、バランスの良さからもアンサンブルの質の高さがうかがえる。
と、ここへフレディこと、市村が登場。今回彼は、まだ30代の駆け出しの詐欺師を演じている。


「フレディは明らかに品の悪い男なので、そこまでやる?というところまでテンションを上げなきゃいけないんですよ。僕は今、実年齢が57歳なんだけど、このままじゃフレディの下品さ、お茶目な部分が出せないので、よりエネルギーが必要。そこが今回は、一番大変かな」(市村)


と、役づくりの苦労を語っていた市村だったが、登場するやいなや、居合わせた女性をだまして食事をせしめるフレディを演じる姿は、若々しくて本当にチャーミング。ノーテンキな若者風のおとぼけぶりには、離れた演出席から舞台を見て演出をつけていた宮田慶子も、思わずニコニコ微笑んでいたほど。

この食堂車での出会いが、ローレンスとフレディとが初めて顔を合わせるシーンとなる。つまり、この作品最大の見どころでもある、鹿賀、市村の演技バトルが開幕早々に見られるということだ。


「ここまでがっぷり四つでミュージカル共演するのは、実は初めてなんですよ。それぞれに30数年やってきた俳優同士の、蓄積した演技の引き出しをお互いに出し合って、刺激し合って、楽しんで演じています」(市村)


「最初の本読みの段階から、「こう来るか! じゃ、こっちはこうしよう!」っていう感じで、久々に共演できて本当におもしろいですね。昔のイメージではなく、今の市村と今の僕とで、新しいものが生まれそうな予感があります」(鹿賀)


と、彼ら自身も口を揃えて、息の合った、それでいて新鮮味のあるこの共演を心から楽しんでいる様子だった。

 

ゴージャスな舞台装置や衣裳、小粋な大人の会話に、シャレた歌詞の曲が散りばめられる、ひたすら楽しい上質なエンターテインメント。「役者という職業も、ある意味でお客さんをだます“詐欺師”にようなものですからね!」と市村が笑いながら話してくれたように、観客が確実にハッピーな気分になれる“だまし”が随所に盛り込まれているのが、このミュージカル。これは、見逃してしまうと後悔必至の舞台になりそうだ!

 

取材・文/田中里津子

 



    ブロードウェイミュージカル「ペテン師と詐欺師」
     天王洲 銀河劇場オープニング特別企画


期   間   : 10月6日(金)〜11月30日(木)
場   所   : 第一ホテル東京シーフォート グランカフェ
営業時間   : 7:00〜222:00(L.O21:00) 
お問い合わせ : 03-5460-4428


ブロードウェイミュージカル「ペテン師と詐欺師」の上演を記念し、天王洲 銀河劇場に隣接する第一ホテル東京シーフォートより銀河劇場ご来場の皆様へ1Fレストラン グランカフェでの特別メニューをご提供いただきました。
ご観劇前のティータイムやお食事に、是非ご利用くださいませ。

 ※また、チケットの半券をお持ちのお客様には、ホテルレストランを10%割引でご利用いただけます。

「ペテン師と詐欺師」上演時間は2時間45分を予定しております。
ご利用は昼公演終演後、もしくは夜公演開演前をお勧めいたします。


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 ヘレン・ケラーに石原さとみ、アニー・サリヴァンに田畑智子とキャストを一新、新たに生まれ変わった『奇跡の人』の稽古場に潜入! 

10/4の初日に向け、着々と稽古が進む現場には、ほどよい緊張感、真剣な眼差し、そして和やかな笑いが満ちていた。

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 この日の稽古は第二幕の前半、アニーがヘレンに食事のマナーを教え込むシーン。まさに、『奇跡の人』の見どころに真っ先にあげられる名場面のひとつだ。

石原さとみも田畑智子も衣裳の下にプロテクターを着けて、準備万端。他人の皿からも手づかみで食べようとするヘレンと、自分の皿からスプーンを使って食べさせたいアニーとの“戦い”の開始だ。

 区切りのいいところまでの演技が終わると、演出の鈴木裕美が2人のもとへ行き、動き方やひとつひとつの仕草について、それぞれの心情も交えて、丁寧に説明しながら指示。

それを踏まえて、改めて演技を繰り返してみると、きっちりと演出の注文をクリアしている2人。どちらも演技派として高く評価されているとはいえ、そのあまりの反応の良さには、はたで観ていても舌を巻いてしまった。


 さらに、このシーンならではの“大技”の稽古も行われた。実はこの場面はヘレンとアニー、2人だけのシーンでセリフらしいセリフは皆無。

台本では10ページ以上にわたって、えんえんとアクション描写だけが続いているのだ。今回の舞台のアクション指導は、劇団☆新感線などの舞台でも活躍中のアクションクラブの川原正嗣。

アクロバティックに側転するアニー、宙を舞う(!?)ヘレン……。まずお手本として川原がひととおりのアクションをやってみせた時は「これをこの2人がやるの? とても無理なのでは?!」と思ってしまったのだが……。

最初はおそるおそるやっていた2人も、川原からコツを教えてもらい、何度も繰り返すうちに、女子プロレスばりの激しいアクションができるようになっていった。

 田畑が演じる若々しく力強いアニーには静かな闘志みたいなものが感じられ、セリフの一切ない石原が扮するヘレンは実に喜怒哀楽の表情が豊か、しかもナチュラル。

たった数時間、1場面を観ていただけでも、確実にこれまでの『奇跡の人』とは一味違う!と実感できた。本番までには、さらに磨きがかかるはずの彼女たちの演技力。これは、かなり見応えのある、伝説の舞台が誕生しそうだ。


   ・・・◆「奇跡の人」スペシャルトークショー決定!◆・・・

東京公演10/12(木)13:00の回、公演終了後、演出家・鈴木裕美氏、
ヘレン・ケラー役・石原さとみ、アニー・サリヴァン役・田畑智子の3名によるスペシャルトークショーを実施いたします!
※この日の公演のチケットをお持ちの方のみのご参加となります。


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日本のニール・サイモンと異名をとる三谷幸喜の幻の名作、アパッチ砦の攻防「戸惑いの日曜日」。初日前日に行われた公開舞台稽古にいってまいりました。
公開稽古前に行われた会見では、今回演出と出演の二役をつとめた佐藤B作、西郷輝彦、あめくみちこ、細川ふみえ、中澤裕子、小島慶四郎の6名が集合。

今回三谷幸喜作品初参加となる西郷は、「“ひたすらついていけば良い”と思わせる、そういうすごい演出」と両手ばなしで佐藤B作の演出を褒めるも、佐藤は、過去に西郷と同じ鴨田役を演じていた伊東四朗と比べて、「姿かたちは圧倒的に西郷さんですが・・・、台詞覚えは伊東さんの方が良かったですね」と西郷があまりにも台詞を覚えなくて苦労した本音をぽろり。

一方、とても鮮やかな青の着物で登場したヴォードヴィルの看板女優のあめくみちこは、
佐藤さん演じる“その場しのぎに四苦八苦する主人公”鏑木について、「まさにアテガキなんです。とくに”女癖”の悪いところが!」の言葉に取材陣も大爆笑。実生活では夫婦でもある佐藤とあめくだが、「夜中の2時に帰ってきて『細川さんにだけダメだしが優しい』って怒るんですよ」と佐藤も負けじと応戦。

 芝居の話になるとケンカになるという二人でしたが、二人の掛け合いはまるで夫婦漫才のごとくテンポがぴったりで、舞台上のやり取りまで目に浮かぶよう。
ますますお芝居が楽しみになった会見でした。

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【公開舞台稽古レポート】

実際のお芝居は、さすがに三谷作品の真骨頂であるワンシチュエーション・コメディ。
B作さんの演出も、テンポが良く、メリハリがあって、申し分ない組み合わせ。
いち場面ごとに巻き起こる様々な「ありえない」展開ながら、不思議なことに、あまりにもそれぞれの登場人物達が、まるで自分の周囲にいる人間を見ているかのように身近に感じられるものだから、「これもありえるかも?」という妙な説得力あり。

“あかの他人の家を一日拝借”なんていう、とんでもないアイデアを実行しようとする鏑木の奇想天外なキャラクターを演じるB作さんはもちろんのこと、“何かがおかしい”と思いながら、目の前の出来事を受け入れてしまう鴨田夫妻を演じる西郷さんの妙な落ち着き具合に、細川さんのキュートなおとぼけ加減など、みんながみんな、まるでこの役を演じるために役者になったの?と問いたくなるくらいに、すごくナチュラルに、楽しそうに演じているのが印象的でした。

佐渡稔・市川勇・山本ふじこ・市瀬理都子といったヴォードヴィル劇団員を含め“全員が主役”といっても良いくらいに、とっても濃い、ひと癖もふた癖もあるキャラクターたちが繰り広げるドタバタ喜劇に、最後の最後の最後まで、目が離せません。
初演から10年を経て、三谷氏によって新たに加筆され、新しいキャストで甦ったアパッチ砦の喜劇。これは観なきゃ後悔しますよ!

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『トーマの心臓』など、文芸作品の舞台化で確固たる評価と人気を確立する劇団Studio Life
次回公演『夏の夜の夢』は、劇団にとってシェイクスピア作品への初挑戦となる。
松岡和子訳のテキストをベースとしつつ、要所要所で60〜70年代の洋楽に乗せた歌を入れていくという、斬新な試みを行う本公演。すでに稽古もかなり進んでいる中、これまた劇団初の試みとして、去る8月28日、都内スタジオにおいて、マスコミに稽古場を公開しての稽古が行われた。
その模様を、イープラススタッフがレポート!

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※なお、以下は稽古写真のため、本番のネタバレを含む場合があります。ご了承の上、ご覧ください。

 

公開稽古は、前半Yippee!チーム、後半Wow!チームのキャストで行われた。

1)舞台の始まりは、妖精パックの口上より。はじめに飛びついたポールが固定されておらず折れてしまい、ポールごと舞台から転落したものの、そのハプニングをものともせず、全速力で駆け回る妖精パック(小野健太郎)。(※本番ではポールはちゃんと固定されるとのこと)

 

2)大迫力でソロナンバーを披露する妖精王オーベロン(石飛幸治)。

 

3)豆の花(三上俊)、蜘蛛の糸(冨士亮太)、蛾の精(荒木健太郎)、からしの種(政宗)を従え、堂々と歌い踊る妖精王妃ティターニア(林勇輔)。アドリブもかなり入っているようで、歌の中には現代的な要素も。

 

4)アマゾンの女王ヒポリタとの婚礼を控えるアテネの大公シーシアス(牧島進一)。静かで威厳ある雰囲気。

 

5)その前でハーミア(岩崎大)をめぐって争うディミートリアス(奥田努)とライサンダー(曽世海児)。それぞれの役者なりの小ネタもあり。

 

6)うちひしがれるハーミア(岩崎大)と、心配そうに見つめるヒポリタ(舟見和利)。ヒポリタの静謐さが、場の空気を引き締める。

 

7)駆け落ちの計画を打ち明けるハーミア(岩崎大)に、複雑な面持ちのヘレナ(坂本岳大)。百面相のヘレナに、ギャラリーからは何度も爆笑が。

 

8)シーシアス大公の婚礼を祝うべく、芝居の稽古を始めようとするボトム(山崎康一)、クウィンス(藤原啓児)、スナッグ(篠田仁志)、フルート(青木隆敏)、スナウト(深山洋貴)、スターヴリング(下井顕太郎)。原作からは多少設定を変えているようで……?

 

9)森の中、追いすがるヘレナ(関戸博一)を邪険に振り払うディミートリアス(楢原秀佳)。ここでもアドリブを利かせまくるディミートリアスに、ギャラリーばかりか記者席からも笑いが。

 

10)惚れ薬を見つけ、妖精王オーベロン(石飛幸治)に献上する妖精パック(倉本徹)。パックのおどけた仕種が、これまた爆笑もの。

 

11)間違えて惚れ薬を塗られ、ヘレナへの恋に落ちてしまうライサンダー(山本芳樹)。かなりの振り切れぶりに、前回公演『トーマの心臓』の面影はもはやどこにも……。

 

12)ライサンダーに置いていかれ、呆然とするハーミア (松本慎也)。笑いに落ちる周囲の中で、可憐な佇まいを崩さない。


稽古後、演出の倉田淳は、シェイクスピア作品には400年の歴史があるだけに手ごわさも感じるが、Studio Lifeならではのアイディアとして、優しい言い回しを歌に乗せることで、シェイクスピアを身近に感じられるように工夫した、と語った。

シェイクスピアの時代には、韻を踏んでリズムが感じられたであろう戯曲の雰囲気を伝えるべく、リズムの代わりに歌を歌いたい、と考えたとのこと。舞台装置も、夢の世界のイメージが伝わるよう、きらびやかで美しいものを構想しているそうで、こちらは劇場に入ってのお楽しみ、となりそうだ。

それぞれのキャストコメントは以下の通り。

倉本徹(パック):役者を始めて20年になりますが、パックをやることは長年の夢でした。若い頃の熱い思いを忘れずにやりたいと思います。

関戸博一(ヘレナ):動きの激しい役で、舞台が終わる頃には化粧もすっかり汗で流れ落ちていると思いますが(笑)、汗も美しく見えるようにやりたいと思います。

楢原秀佳(ディミートリアス):今回お見せできたのは一部だけですが、ここからも見どころがたくさんあります。ぜひ劇場でご覧ください。

松本慎也(ハーミア):これからもっともっとはじけていけるよう、劇団員みんなでつくっていきたいと思います。

山本芳樹(ライサンダー):童心に返り、純粋な気持ちで楽しんでいきたいと思います。

小野健太郎(パック):柱を折った最初のハプニングは、演出ではございません(笑)。あのアクシデントでパニックになり、普段の10分の1くらいのものしかお見せできませんでしたが、初日までにはこのパニック症候群から抜け出したいと思います(笑)。

奥田努(ディミートリアス):その柱が当たった奥田努です(笑)。童心に返ってやりたいと思っています。

岩崎大(ハーミア):ハーミアは原作では「背の低い女の子」の設定なのですが、なぜかこんなに大きくなってしまいました(笑)。可愛く美しくやりたいと思っています。

坂本岳大(ヘレナ:劇団昴):Studio Lifeに客演するのも初めてなら、女役をやるのも初めてですが、いつもとは違った環境で楽しくやっています。

曽世海児(ライサンダー):あと残り一週間、全力でラストスパートをかけて、燃え尽きたいと思います……(ざわつく一同に)違います!稽古期間は燃えて、楽日には燃え尽きたいと思います!


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東京公演千秋楽の余韻もさめやらないなか、8/15に「アクロバティック 白鳥の湖」 カンパニー一行は大阪へと出発しました。

大阪公演(8/18〜20)の会場は、梅田芸術劇場メインホール。
来日メンバーの素顔や日常が垣間見られる、楽屋&練習の風景をご紹介します!




楽屋の廊下には衣装や小道具が所狭しと並べられています


キティちゃんのおそろいのメイクパレット

 



紙コップには名前を書いて、1日1個使うことにしています

 



空中ブランコのリ・ハンハイちゃん。水玉の手ぬぐいをヘアバンドにしてます

 



お祭り野郎?メイ・シェファン君。「飛ぶ黒鷹」や一輪車などに大活躍



さて、次は舞台上でのアップを兼ねた練習風景から。
スリリングな新技を開発する人あり、黙々とアップする人あり。
寸暇を惜しんで練習しています。

 



新しい技に挑戦中! 細いバーの上で宙返りを練習

 



一輪車ペアの特訓中。副団長の高さんが熱血指導!

 



時間をかけてストレッチ。当然ながら、みんな体が柔らかい…

 



開演直前の舞台。スタッフが最終チェックをしています


2日連続の昼夜公演というハードスケジュールだった大阪公演もなんとか無事に終了。

公演後のオフ日で大阪を満喫(?)した一行は、いよいよ日本公演最後の地、福岡へ。

白鳥たちの旅も、残すところあと2公演になりました!

福岡公演(8/26・27)の会場は、福岡サンパレスホール。
大阪も暑かったですが、さすが九州、日差しの強さはハンパじゃない…

次回は感動のツアー最終公演の模様をお届けする予定。
それではまた〜

 



福岡入りした当日の、日中合同・スタッフ呑み会。
さて、誰が日本人?中国人?

 

「アクロバティック 白鳥の湖」東京公演も何とか後半戦に突入!
そんな中、先日e+でご購入のお客さまによるバックステージツアーがありました。開演間近の舞台裏をご案内〜。

蛇の軟体演技のリュウ・スイユ(写ってませんが)の楽屋を訪問

舞台上でアップしてた白鳥&王子も合流し、記念撮影&質問タイムに。


最後は皆さんで記念写真! ぴっかぴかの笑顔が印象的でした。

お越しくださったお客様方、ありがとうございました!

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それでは開演前の楽屋風景をほんの少し、ご紹介します。

アップの休憩中のくつろぎタイム、再びモン・レイ君(ジャグリング)登場です。

奥は黒鷹のジン・ウェイイ

PC保有率高し

本番前になると、にわかに楽屋は慌しく……
女の子たちの楽屋にお邪魔しました。激しい動きにもくずれないよう、メイクの仕上げは真剣そのもの。


さて、今回は「アクロバティック 白鳥の湖」オリジナルグッズをご紹介します!

公演を観て盛り上がったら、気になるのがグッズの数々。定番のTシャツをはじめ、変りダネでは「飛び出す絵本」(!)など、夏向けカラーのアイテムをご用意しました!

今回のグッズ制作の隠れたテーマは、ずばり「実用性」。勢いで買ったはいいけど、そういや一度も使ってない……なんてことにならないように、日常使いにも最適な工夫がされています。


プログラム 1,500円

表紙

白鳥+王子のインタビュー

ストーリー解説

内容は配役表、キャスト・スタッフ紹介、舞台写真豊富なストーリー解説、強力ライター陣が送る、「白鳥の湖」にまつわるお話など。


Tシャツ 2,500円(カラー:白/黒/グレー/ピンク)(サイズ:150(S)/M/L)

左胸

背中・中央

プリントカラーは、白Tシャツが緑、黒がオレンジ、グレーがクリーム、ピンクが白です。

ピンクTシャツのバックプリントはハートの羽根!


トートバッグ 1,500円

カラーはスカイブルーの一色

スタッフイチ押し。A4サイズなのでファイルもすっぽり入り、丈夫で汚れにくいので、日常使いにとても便利!


携帯ストラップ 800円

カラーはホワイト、ブルーの2色
液晶の汚れ落としつきで、とても便利! ホワイトが売れ筋です。


クリアファイル 500円

カラーはオレンジ1色

写真ではわかりづらいのですが、中に書類を入れるとマークが透けて見えるしくみ。


飛び出す絵本 1,500円

表紙(帯のカラーは赤・緑の2色)

白鳥+王子も飛び出す!

カエルも飛び出す!

夏休みのお子様向けに……と、スタッフKが全精力を注ぎ込んで作ったこの絵本。お子様だけではなく、大人も楽しめる仕上がりとなりました。帽子ラインダンスのシーンなど、ほぼ全シーンが飛び出します。

グッズは全て、オーチャードホール内だけではなく、Bunkamuraの1階にある「Bunkamura Shop」(10:00〜19:30)でも販売中です。見本もご用意していますので、お気軽にご覧下さい。ぜひ、夏の思い出(?)に「白鳥の湖」オリジナルグッズを!


そして最後に、恒例(多分)「可愛いコ」シリーズ。今度は女の子編です。

白鳥のコールド・バレエ、帽子ラインダンスなどに出演してます。

中国全土から集まってきた雑技団の女の子たちは、みんなスラリとした手足に、はじける健康美……舞台上ではメイクで良くわからないのですが、素顔はこんなに純粋な笑顔です。日本のお兄様方、要チェックですよ!

それでは、次回をお楽しみに!

世界初の舞台化で話題の『レインマン』
初日をひかえた2月1日に、東京グローブ座にて公開通し稽古が行われました。その様子をレポート!

舞台は、回り舞台の真ん中に、曇りガラスのようなついたて状の壁があるのみ。
センスのいい音楽とスタイリッシュなオープニングで始まった舞台は、写実的な要素を排した、”スズカツ様式”とも言える、いつもどおり、いや、いつも以上にシンプルな舞台でしたが、舞台を見終わえてまず感じたことは、「愛あふれる、とても美しい舞台」ということでした。

どの登場人物も、みんな純粋で素直です。
父親に対して、誤解から生まれた強いトラウマを抱えたまま成長した、椎名桔平演じる主人公チャーリー。愛を見失い、人とのコミュニケーションにも積極的になれなくなった彼が、父の死をきっかけに、今まで存在さえ知らなかった実の兄、レイモンドと出会うことで、やがて自分が本当に愛されていたことに気づいていく、その過程。愛を知らない/気づいていない人間が、愛を知ることで大きく変化していく過程には、椎名さんを始めとするベテラン俳優陣の演技に裏打ちされた説得力があって、一観客の自分の中にある物語とリンクする部分(親との確執や人間関係の悩み等…)を刺激され、呼応し、2幕は涙なしで観ることはできませんでした。

ともすれば、日本人が演じることで違和感が生まれやすい外国が舞台の物語ですが、スズカツ演出にかかると、人種や文化などの壁をひょいっと越えて、日本人である私たちにもとても身近な、リアリティのある物語に生まれ変わり、直接心を揺さぶってくるのです。本当に、スズカツ演出はすごい!今回も、その心地良い驚きがありました。

全編を通して、長く語り継がれるであろう、美しく完成した場面がいくつもあったのですが、特にその中でも、ラストシーンの清々しい美しさには、心洗われる想いでした。映画も大変な名作ですが、「舞台版 レインマン」も、舞台の特性を生かした、深く美しい世界が成り立っていました。映画を観たことのある方もない方も、等しく楽しめ、そして心動かされる舞台ではないかと思います。

そして、もうひとつ特筆すべきは、朴ロ美さんの美しさ!とにかくスタイル抜群で、驚くほどに美しくも切なくて、こんなに存在感のある舞台女優さんだったのかと、目からうろこが落ちる思い。純粋にひたむきにチャーリーを愛する女性を、これ以上ないほどに好演されていました。声優としてもファンの多い彼女ですが、ぜひ!舞台での彼女も観ていただければと思います。