M&Oplaysプロデュースとして企画され、ケラリーノ・サンドロヴィッチと広岡由里子の演劇ユニット『オリガト・プラスティコ』。これをベースに、新たにより広い観客層へアピールするために企画されたのが、今秋に東京・愛知・大阪・福岡で上演される「漂う電球」だ。

【公演日・会場】
9/28(木)〜10/9(月・祝) 本多劇場【所在地:東京都】
10/12(木) 名鉄ホール【所在地:愛知県】
10/14(土)〜15(日) IMPホール【所在地:大阪府】
10/22(日) メルパルクホールFUKUOKA【所在地:福岡県】

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オリガト・プラスティコの公演第1作「カフカズ・ディック」、第2作「西へゆく女」に続く第3弾の本作品は、1981年・ニューヨークのヴィヴィアン・バーモント・シアターで上演されたウディ・アレンの舞台用戯曲で、日本では初めての上演となる。

ウディ・アレンといえば、言うまでもなく、映画監督として有名だが、もともとは舞台の脚本家としてスタートした。この作品は舞台のために書かれた作品で、1945年のブルックリンが舞台となる家庭劇、つまり1935年に彼の地で生を受け、1940年代にそこで青春時代を過ごした作者の、言わば自伝ともとれる作品である。(実際、劇中に出てくる手品は、彼の趣味でもあった)彼の映画『ラジオ・デイズ』や『カイロの紫のバラ』でも、この時代のブルックリンが登場する。

この、古き良き時代のブルックリンを舞台にしながら、しかしこの作品の中の家庭は、貧しさ故に崩壊寸前である。
内気で友人もいない寂しい少年・ポールを主人公にした、やるせないウディ・アレン版「ガラスの動物園」ともいえる秀作の上演は演出家・KERAが数年来暖めていた企画。
出演者も、広岡の他に、TV・映画・舞台で幅広く活躍中の岡田義徳をはじめ、渡辺いっけい、高橋一生、伊藤正之、町田マリーなど多彩な顔ぶれが揃った。本邦初公開となるこの翻訳劇、常に新しいことにチャレンジする、KERA+オリガト・プラスティコ面目躍如の意欲作である。


【演出・KERAコメント】
 「漂う電球」はアカデミー賞作品「アニー・ホール」や「マンハッタン」といった作品によって映画作家としてのピークを迎えていたウディ・アレンが、1981年の春、「ボギー!俺も男だ」以来13年振りに発表した戯曲である。映画化もされて好評を博した「ボギー!俺も男だ」に比べ、「漂う電球」はひっそりと上演され、短期間で幕を閉じた為、ファンの間ですらあまり知られていない。

 私と広岡由里子の、やはりかなりひっそりとしたユニット“オリガト・プラスティコ”では、念願かなってこの度、この幻の名作をとりあげる運びとなった。もちろん本邦初上演である。

 ティーン・エイジャーの頃、ユージン・オニールやアーサー・ミラー、そしてテネシー・ウイリアムズに憧れ、“将来はヘヴィでシリアスな悲劇を書く劇作家になりたかった”と語るアレンが、彼らの残した作品同様、少年時代の実体験を基に描いた、かなり憂鬱なムードが漂う中シニカルなジョークが飛び交う、“アレン版ガラスの動物園”とでもいうべき、味わい深い作品である。私はこの作品を上演するのが夢だった。

 魅力的なキャストが集まってくれた。翻訳も上がった。あとは夢が叶うのを待つだけだ。どうか劇場に足をお運びいただきたい。


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さていよいよ2週間後には初日を迎える「アクロバティック 白鳥の湖」。
またあの白鳥と王子に会えると思うとワクワク、ドキドキとしてきました〜。

今日は、そんな王子と白鳥に至近距離で会える、貴重なイベントのご紹介です。
日時は、8/1(火)19:00より、オーチャードホールのビュッフェにて。

この「アクロバティック 白鳥の湖」の生みの親、演出・振付のジャオ・ミンさんと、この作品の大ファンだとおっしゃる中井美穂さんのトークショーからはじまります。

ジャオさんは昨年オーチャードホールで上演した「舞劇 覇王別姫」の振付もしている、中国では国家1級の演出家・振付家で、もともとはモダンダンスやバレエのダンサーでした。昨年の「覇王別姫」千秋楽(福岡)のカーテンコールでは、かっこいいジャンプ&ターンを披露してくださいました!!

ジャオさんにとっても初めての試みだった雑技を取り入れた「白鳥の湖」公演は、誕生までには想像を絶する苦労があったといいます。
そんなお話を中井さんが楽しく聞きだしてくださることになります。

そしてそこに王子と白鳥も登場します。技を完成させるまでの話や、日頃の練習の話、もしかしたら目の前であの驚愕の技が見られるかもしれません!!


この貴重なチャンスをお見逃しなく。
詳細とお申し込みはこちらから。

次の木曜日もお楽しみに♪

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王子の肩の上、腕の上、ついには頭上につま先立つ驚異の“白鳥”。

「アクロバティック 白鳥の湖」の初日が迫ってきました。あの超人技を見せるペアは中国雑技界のスターであり、さらに二人とも一等という位をもつ(中国で1組だけの)夫婦なのです。プロモーション来日時にみせた二人の素顔や、来日直前の本拠地広州での稽古風景などをご紹介します。また来日後も日本でのメンバーの活躍ぶりを地方公演まで追いかけてお伝えしていきます。

公演終了まで、毎週木曜日の更新で、みなさまにお届けする予定です!
どうぞお楽しみに!!

>>7/13アップ!第一回目はスペシャルイベントのお知らせ!

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■『WE WILL ROCK YOU』特集

日本初演となった前回公演は、熱狂的なリピーターが続出。会場のコマ劇場は、まるでQUEENのライブ会場さながら、観客は総立ちで、拳を振上げて熱唱するという空前の盛り上がりをみせた。あの伝説のロック・ミュージカル『WE WILL ROCK YOU』が、2006年11月、再び日本に上陸する!

日本を歓喜の渦へと巻き込んだ、常識破りのロック・ミュージカル『WE WILL ROCK YOU』。QUEENの名曲とフレディの魂を感じとれ!!

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■アカペラ ミュージカル『Zi-PANG!! ジパング〜超時空アカペラ日本昔ばなし〜』特集

2004年、大阪からまったく新しいエンタテインメントとして全国へ発信され、日本演劇界に衝撃を与えた「アカペラミュージカル」の第2弾が遂に登場! 今回は、関西小劇場で活躍する劇団ファントマの主宰・伊藤えん魔が新作を書き下ろし、演出を担当。さらに進化した「アカペラミュージカル」が誕生する。

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劇団ひまわり製作、ミュージカル『星の王子さま』が8月22日(火)〜29日(火)まで、大阪府吹田市にあるシアターぷらっつ江坂にて上演されることが決定しました!

構成・演出は、少年隊や嵐が出演した、ミュージカル『ウエストサイドストーリー』などの演出・振付補を担当した甲斐マサヒロさんが担当。脚本は、昨年、惜しまれつつ解散した劇団「ランニングシアターダッシュ」を主宰していた大塚雅史さん、音楽は、TV番組やTV-CM、舞台などの音楽監督などで幅広く活躍している服部正太郎さんが担当します。

物語を展開させていく重要な役どころである飛行士役として、関西発の注目ユニット「アクサル」のメンバーである柄谷吾史さんが出演します。その他に、厳しいオーディションで選抜された総勢75名、5歳〜32歳のキャストが出演。日々熱い稽古が繰り広げられています。

「最近『星の王子さま』の原作本を読んでいます。僕はこの本の挿絵がすごく好きです。決して子どもたちのためだけに書かれた絵ではないと思うのです。これまで語り継がれてきたこのお話と共にこの絵も伝えられていくんだろうと思います。
さて、色々な団体がこのお話をお芝居にしてきました。その数だけ飛行士を演じてきた役者さんがいます。僕は、柄谷吾史ならではの『飛行士』演じたいと思います。是非ご来場下さい。お待ちしています」と柄谷吾史さんは語っています。

今までのミュージカルとは違う、劇団ひまわりならではのミュージカル!どうぞお楽しみに!

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荒川静香で大ブレイクした、プッチーニの傑作『トゥーランドット』。
フィレンツェ歌劇場の『トゥーランドット』は、中国人の映画監督チャン・イーモウが演出した話題作。その壮麗無比なスペクタクルは、世界最高の『トゥーランドット』として、圧倒的な人気を博し、すでに今回の日本公演も全席売り切れています!

このたび来日公演で『トゥーランドット』と同時に上演される『ファルスタッフ』チケットを<e+登録会員500万人突破記念スペシャル」二次発売でS〜C席をご購入いただいた方のみを、この『トゥーランドット』ゲネプロ(舞台総稽古)にご招待いたします。詳しくは下記詳細をご覧ください。「ファルスタッフ」のチケット1枚で、「トゥーランドット」も楽しめる最高に贅沢なスペシャル企画チケットです。ぜひ、この機会をお見逃しなく。

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『トゥーランドット』ゲネプロ(公開通し稽古)
神奈川県民ホール(横浜・山下公園近く)
9月15日(金)16:00

指揮:ズービン・メータ
演出:チャン・イーモウ
演奏:フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
出演者:(ゲネプロの出演者は決定しておりません)

「トゥーランドット」

※『ファルスタッフ』チケットをe+での第二次発売でS〜C席をご購入いただいた方全員に、上記ゲネプロのご招待チケット(ご購入いただいたチケットのクラスと同程度のお席)を、ご購入いただいた枚数分、配送いたします。
※ゲネプロ(舞台総稽古)は、舞台の最終チェックのために行われるもので、本来は公開されるものではありません。そのため、舞台装置、衣裳、照明などの一部が本番通りでないことがあります。場合によっては、上演が途中で止まることもあります。また、取材のカメラ等が入りますので、演奏の途中でもカメラのシャッター音やスタッフの声が入る場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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『ファルスタッフ』


【ファルスタッフ 公演詳細】
『ファルスタッフ』
東京文化会館大ホール
9月11日(月)18:30
9月13日(水)18:30
9月16日(土)15:00
9月18日(月・祝)15:00

指揮:ズービン・メータ
演出:ルカ・ロンコーニ
演奏:フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
主な出演:
<ファルスタッフ>
ルッジェーロ・ライモンディ(9/11、9/13、9/18)
ジョルジョ・スリアン(9/16)
<アリーチェ>
バルバラ・フリットリ(9/11、9/13、9/16)
セレーナ・ファルノッキア(9/18)
<ナンネッタ>
マリオラ・カンタレーロ
<クイックリー夫人>
エレナ・ジーリョ

S\53,000 A\46,000 B\39,000 C\32,000
※公演日・券種によりご用意できない場合がありますので、あらかじめご了承ください。


【ヴェルディが生涯の最後に開いた新世界『ファルスタッフ』】

サッカー好きには耳馴染みの『アイーダ』や、『椿姫』『リゴレット』など数々の名作を生んだ作曲家ヴェルディが、生涯の最後に、その天才性をあますところなく発揮した傑作オペラこそ『ファルスタッフ』。シェイクスピア戯曲に基づくこのファンタスティック・コメディ、今年のフィレンツェ五月音楽祭において、ズービン・メータが初めて指揮し、大成功を収めました。鬼才ルカ・ロンコーニによる、幻想的でありながら切れ味の鋭い演出も見逃せないポイント。この評判の極上喜劇が早くも日本に登場するのですから、オペラ好きなら絶対見逃せません。

『ファルスタッフ』


【フィレンツェ歌劇場がやって来る!】

2006年9月、オペラ発祥の地フィレンツェから、その威信をかけて3度目の来日公演を果たす「フィレンツェ歌劇場」。首席指揮者は、ご存じズービン・メータです。
今回公演では、イタリア・オペラの二大作曲家の傑作、ヴェルディ『ファルスタッフ』とプッチーニ『トゥーランドット』が上演されるとあって、2006年秋、最も期待値の高いオペラ公演と言われています。

『ファルスタッフ』

【ファルスタッフ 初演批評】

2006年5月15日付『ラ・スタンパ』記事より
ジョルジョ・ペステッリ

白日夢のようなポエジーが随所に光る、才気にあふれた、一級品の《ファルスタッフ》。
笑劇(ファルス)じみたところは微塵もなく、それでいて少しも気取らない娯楽性に満ちたコメディーをルーカ・ロンコーニは作りあげた。
熟練の作曲術がいたるところにうかがえるヴェルディのスコアを読み解くメータの音楽の優美さは、あいかわらずみごとなものだ。そこには、一歩先をゆくヴィジョンのもとで喜劇性と抒情性が溶け合った、最も高度な意味における喜劇が出現する。そして、それはロンコーニのヴィジョンとも絶妙に調和する。
 その白眉となるのが最終幕。ロンコーニの演出により、マルゲリータ・パッリの舞台美術は、ベッドで眠るファルスタッフ一人を残して、一瞬のうちにかき消え、自然の風景が現れる。秋の森の魔法にかかったかのように、樫の木の上で眠りつづけるファルスタッフ。じつに美しい演出だった。 


2006年5月15日付『ラ・レプッブリカ』記事より
ミケランジェロ・ズルレッティ

必要な情景を的確に作りあげる圧倒的な舞台技術と感性。ロンコーニはきわめて美しい舞台を作りあげた。マルゲリータ・パッリの美術はエリザベス朝イギリスを現代という時代で新たに染め直す。
 メランコリーの表現はまさに完璧。ファルスタッフのベッドのまわりに組み立てられる秋の森の美しさも格別だった。現在のウインザー王家の慣習を意識したドレス、バッグ、髪型などには、カルロ・ディアッピのアイロニカルな衣裳デザインのセンスがうかがえる。
ファルスタッフはいたずらっ子のようなドンファン。名優ルッジェーロ・ライモンディの懐の深い役作りは、浅薄なカリカチュアを排する。マリオーラ・カンタレーロ(ナンネッタ役)やバルバラ・フリットリ(アリーチェ役)が特にすばらしかった。メグ役のラウラ・ポルヴェレッリも上出来だった。


2006年5月15日付『イル・テンポ』記事より
ピッロ・ドナーティ

舞台のすべてが、アッリーゴ・ボイトの台本の喜劇性をさらに際だたせるロンコーニの繊細な演出を生かしていた。ロンコーニは登場人物たちの関係を彼特有の緻密な心理分析と軽やかさによって描き出す。ロンコーニの喜劇センスが最も巧みに表現されていたのが、ファルスタッフが汚い衣裳のままテームズ川に放り込まれる、秩序あるカオスともいうべきあの崇高な場面である。
第3幕は、マルゲリータ・パッリの美術の力も加わり、インパクト満点。ファルスタッフの部屋は見るまに解体され、ウインザーの森に早変わりする。ベッドに眠るファルスタッフの姿は、最後のどたばた騒ぎが彼の夢の中のできごとだったと匂わせる演出だろう。


2006年5月14日付『ルニタ』記事より
エリザベッタ・トルセッリ

壇上のメータはいつもの名人技ですべてを完璧にコントロールする。彼の《ファルスタッフ》はゆるぎなく「客観的」であり、この作品のきわめて独特の鋭利な音色を念入りに表現する。
 オペラ界の伝説的カリスマ、ルッジェーロ・ライモンディのファルスタッフは、見る者すべてに驚きと喜びをもたらす。


2006年5月14日付『イル・コッリエーレ・ディ・フィレンツェ』記事より
ドナテッラ・リギーニ

40年のヴェルディの作曲歴のなかでただ一度だけ書かれた喜劇のタイトルロールを演じたルッジェーロ・ライモンディは、現在求めうる最高のファルスタッフを見せてくれた。大ベテランでありながら、ビロードのように滑らかな声は今なお健在であり、この役柄がまさにライモンディのはまり役であることを実感させた。「人生はみな芝居だ」と喝破する零落の騎士ファルスタッフのユーモアを、ライモンディはあますところなく表現した。 フィレンツェ五月音楽祭との共演30周年を迎えたルーカ・ロンコーニのエレガントで知的な演出にはひときわ大きな拍手が巻き起こった。


2006年5月14日付『イル・ティッレーノ』記事より

惜しみない拍手が送られた、夢の中のフィナーレ。ロンコーニが選び取った現代的ファルスタッフ像は、熱い共感をもって迎えられた。伝統と革新の美しい融合。


2006年5月15日付『イル・メッサジェーロ』記事より
アルフレード・ガスポーニ

現実がお伽噺へと変貌する、まさに魔法の一瞬。フィレンツェ歌劇場の観客からは自然に拍手がわき起こった。ヴェルディとボイトのユーモアを少しも壊すことなく、ロンコーニは軽やかな手つきで15世紀イギリスを現代へと移し替える。 
老いにも、突き出た腹にもへこたれず、いでたちだけは伊達男のファルスタッフは、道化役ではあるが、滑稽なだけのひょうきん者ではない。
輝かしく、表現力に富んだ合唱。歌唱を覆い隠すことなく、対話を交わすオーケストラ。
喜劇は軽やかに高速で走り抜ける。歌手たちの歌詞も大変聞き取りやすい。


2006年5月14日付『ラ・レップブリカ』記事より
グレゴリオ・モッピ

文明の資産として、魂を照らす光として、われわれの時代の演劇の未来に託す希望の讃歌。今回の《ファルスタッフ》はそんなメッセージを奏でるものとなった。


2006年5月14日付『イル・ジョルナーレ』記事より
マルチェッロ・デ・アンジェリス

フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の演奏は、ヴェルディの究極のメッセージのなかに含まれたまぎれもなく本物の音楽的発想を、これ以上望めない形で現実のものにした。メータは単に音を磨きあげただけでなく、鋭利な音の構造をさらに際だたせることに成功した。音の響きにおいてもリズムにおいても、五月音楽祭管弦楽団は、あくまでも澄みきったフレージングによって、ヴェルディの意図をよみがえらせた。
ルッジェーロ・ライモンディは伝説的ともいうべき舞台演技の能力を最大限に発揮し、「太鼓腹」ファルスタッフをあますところなく描き出した。


2006年5月14日付『イル・マニフェスト』記事より
アッリーゴ・クワットロッキ

今回の舞台で特に説得力があったのは、行き過ぎた悪ふざけが一切なかった点、そして、背後に常に人生の苦さや不実を隠しながらも、コミカルでアイロニカルな喜劇のリズムを追求した点である。
最終幕の宙に浮かんだベッドは、まさにポエティックかつ魅惑的で、夢幻の世界をかいま見せるアイデアであり、それと同時に、周囲から浮いたファルスタッフの孤立ぶりをみごとに形象化している。
メータはヴェルディのスコアの中に、ほとんど弦楽室内アンサンブルのような音のからみ合いや、管楽器の陰影に満ちた色彩によって、繊細きわまりない器楽のテキスチャーをみごとに浮き彫りにする。
圧倒的な存在感のルッジェーロ・ライモンディ以外では、アイロニーをたっぷり盛り込んだバルバラ・フリットリの演技が出色のできばえ。カルロ・ボージ、ジャンルカ・フローリス、ルイージ・ローニの3人も大健闘。


2006年5月14日付『アッヴェニーレ』記事より
ピエラッキッレ・ドルフィーニ

ロンコーニの舞台設定のアイデアは天才的。女房たちはイギリスのモダンなコテージに暮らし、アリーチェは有能な主婦にふさわしく、野原のハーブを摘んでは友人たちにハーブティーをふるまう。
フィナーレをパンクなレイヴ・パーティーに変えるときでも、ロンコーニのアイロニーは決して羽目をはずすことはない。


踊る!踊る!踊る!ビリー・ジョエルの名曲と巧みなダンスで、60年〜70年代のアメリカを舞台に親友5人が織り成す激動の人生を描いた話題のブロードウェイミュージカル『ムーヴィン・アウト』の開幕が、いよいよ来月に迫りました!
今やおそしとドキドキしながら開幕を待ちわびるミュージカルファンのみなさまに、特番情報のお届けです!


踊る!踊る!踊る!『ムーヴィン・アウト』SP

山本太郎が恋した!最高のミュージカル。高田純次も美女と?!
7/1(土)14:00〜14:54 TBSにて放送!


ぜひお見逃しなく!

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