2008年に日本で公開後、翌年には米国のアカデミー賞外国語映画賞に輝き、そのほかにも数々の映画賞を受賞して大きな話題となった映画『おくりびと』(滝田洋二郎監督)。なりゆきで死者を棺に納める“納棺師”という仕事に就くことになった主人公と、その家族や周囲の人々の姿を通して生と死を描いたこの秀作が、2010年春、なんと舞台化されることになった。
 物語は、映画版のエンディングから7年後の世界。主人公と妻の間には無事に息子が生まれ、幸せに暮らしてはいたのだが……。主人公・小林大悟に扮するのは、歌舞伎だけでなく映像に現代劇にと精力的に活動している中村勘太郎。その妻・美香には、2008年『思い出トランプ』で初舞台を踏み舞台女優としての才能も見事に開花させた田中麗奈。さらには真野響子、柄本明といった演技派共演陣が顔を揃える。
 また、舞台の脚本を初めて手がけるという小山薫堂が映画と同じく今回の脚本も手がけるほか、音楽も久石譲が担当。そして、ここ数年は自身のプロデュース公演だけではなく、時代劇にミュージカルにと幅広いジャンルの舞台に引っ張りだこのG2が演出にあたる。
 社会現象ともなったあの大ヒット映画に、果たしてどのような形で新しい息吹が吹きこまれるのか。現代劇としては実に6年ぶりの出演となる中村勘太郎に、作品への思いや意気込みなどを語ってもらった。

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2010-04-07 17:30 この記事だけ表示

旗揚げ25周年という節目となった昨年、『無駄な力』と題した全体公演を派手にブチあげ、全国的に大好評だったWAHAHA本舗。彼らが今年も“力(POWER)シリーズ”第二弾として、またまたにぎやかなお祭り騒ぎを企んでいる。そのタイトルからして「バカの力(チカラ)」!
 アイデア満載の群舞などのダンスネタから、舞台でなければ見られないお下劣なネタまで、ワハハならではの笑いがてんこもりのステージが期待できそう。そこで、演出を担当する主宰の喰始と、メンバーの久本雅美、佐藤正宏、梅垣義明を直撃!今回はどんなステージになりそうなのか、探ってみた。

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1982年のニューヨーク初演以降、多くの人々に愛され上演され続けているオフ・ブロードウェイミュージカル『リトルショップ・オブ・ホラーズ』。日本でも人気の高い本作の2010年版がいよいよ始動する。小さな花屋で働くさえない主人公・シーモアを演じるのは、これがミュージカル初出演のDAIGO。シーモアの片想いの相手・オードリーに安倍なつみ、2人の恋に立ちはだかる歯科医・オリンに新納慎也というフレッシュな顔合わせによる“B級ホラーロックミュージカル”。「楽しさ満載の舞台にしたい!」と盛り上がる3人が、作品にかける意気込みを語ってくれた。

★オフィシャル先行プレオーダー:2/1(月)〜2/14(日)
★一般発売:2/27(土)


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窮屈な毎日の中で抱える不満を爆発させ、女性だけのロックバンドを結成した主婦たちの姿を描いたミュージカル『イカれた主婦』。自ら行動を起こすことで愛する人たちとの関係を見つめ直し、新しい自分と出会っていくという痛快なストーリーは観客の心をつかみ、劇場は連日スタンディングで盛り上がった。あの興奮から20年。初演で主演を務めたベブ役の木の実ナナを中心に、新たなキャストとスタッフが再び開く『イカれた主婦』の幕。イカれたママ・木の実ナナとその息子・山崎育三郎が語る新たな決意とは――。


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 その過激かつ豊かで大胆な表現力で、人間の本質をえぐり出す作品を上演してきた、ポツドール主宰の三浦大輔。新作を発表するごとに演劇界に刺激を与え続けている彼が2010年、また新たなステップを上がり始めた。注目の書き下ろし作品『裏切りの街』は、秋山菜津子、田中圭、松尾スズキといった、三浦とは初顔合わせの個性はキャストがズラリと揃う。果たして、どんな舞台を作り上げようとしているのか、三浦と秋山に話を聞いた。

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 個性派俳優として、あらゆる舞台や映像でインパクトのある演技を披露してきた池田成志。実は演出家としての顔も持つ彼が、今回取り組むのはここ数年、自らの劇団外の公演でも注目を集めている猫のホテルの千葉雅子による書き下ろし脚本だ。日本統治の幕切れが迫る台湾を舞台にしたこの『博覧會』という作品は、芸人の師匠と弟子を中心にした物語になるという。

 この弟子を演じるのが、どんな作品に出ていても強烈なキャラクターがひときわ目を引く大人計画の人気役者、荒川良々。役者同士として共演経験はあるものの、演出家と役者という関係になるのは今回が初めてという池田と荒川に、話を聞いた。

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 三谷幸喜にとって初めての挑戦となった04年初演の一人芝居「なにわバタフライ」。主演の戸田恵子は本作を含めた活躍により朝日舞台芸術賞に輝き、三谷も会話劇を思わす巧みな演出が高い評価を得た作品だ。今回はさらに濃密なものとするため、脚本から演出まで全てを見直したという三谷に、本作への意気込みを聞いた。

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 全国の読者に感動を与えた実話集『届かなかったラヴレター』。シリーズ累計35万部のこのベストセラーを、歌手・クミコとミュージカルスター・井上芳雄が朗読し、そして歌うハートフルコンサートが2009年に引き続き、再び開催される。前回の好評に応え、今回はさらにパワーアップ! 朗読&ナビゲーター役として徳光和夫、上柳昌彦という大御所アナウンサーがふたりも参加することになった。

「なんだか家族写真を撮っているみたい!」と顔合わせの時点から和やかなムード満点だった4人に、今回のステージへの想いを語ってもらった。

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